【就活・転職市場予測】過去のデータから見る、今後の求人倍率の動向
皆さんは、転職を考えていますか?
また、転職市場の動向について、日々、ウォッチしていますか?
ほい!おはこんばにちは。たかしです。
8月に入りましたね。今月は、noteを頑張っていきます。
新しく始める企画の第3弾【就活・転職市場予測】です。
様々な就活・転職市場の情報を元に、キャリアコンサルタント土谷貴志としての意見を発信する企画になります。
皆さんの就活・転職や、現在の市場などの情報収集の参考になれればと思います。
求人倍率とは。
第1回目ということで、「過去の求人倍率」にフォーカスを当てようと思います。
その前に、皆さんは、求人倍率とはなにか。知っていますか?
求人倍率とは・・・
求職者1人当たりにつき、何件の求人があるか。を示す指標。
景気とほぼ連動しているため、景気の状況を図る指標にもなる。
求人倍率が1倍を上回ると求職者より、求人数の方が多い。
つまり、求人倍率が高いほど、就職・転職がしやすく、低いほど、
就職・転職がしづらい目安になるもの。
この「求人倍率」について、今回はお話します。
過去の求人倍率の推移(職種全体)
こちらは、dodaさんが出した情報となります。
過去7年間の求人倍率推移をまとめたグラフです。
コロナ流行して2年目となる、2021年上期は「前月比+0.01ptの1.86倍」となりました。
これは、良い数字なのでしょうか?
良い数字かを考えるために、過去の推移を見ていきましょう。
<直近5年の推移>
①2018年1月 :約3.2倍
②2019年10月(コロナが流行る前) :約3.2倍
③2020年7月(コロナが流行って1年目):約1.6倍
④2021年6月(コロナが流行って2年目):約1.8倍
いかがでしょうか?
この推移を見て、皆さんはどう感じますか?
コロナが流行る前に比べると、約半分の数字になっています。
やはり、コロナが流行って、就職・転職市場は、急激に縮小してしまった事実があります。
が、コロナ禍の中でも、0.2倍上昇していますね。
これは、良い兆しではないでしょうか?
少しずつですが、市場も回復していることがわかりますね。
ただ、ここ数年では、寂しい数字になっています。
昔の日本では、同じような状況になったことはあるのでしょうか?
もっと過去のデータを見てみましょう。
過去20年間の求人倍率
こちらのデータをご覧ください。
過去20年間の求人倍率を示すデータになります。
平成19年度~平成21年度に急激に市場が縮小している時期がありますね。
これは一体なにがあった時期でしょうか?
そう。答えは、「リーマンショック」です。
リーマンショックが起きた当初は、
求人倍率が「約0.4倍」にまで落ち込んでいます。
2年間で1.3→0.4で、0.9倍も下がっているんです。
ここで一度、考えてみてください。
下がり方が今回のコロナと似ているとは思いませんか?
私は、同じような下がり方をしていると思っています。
ということは、時代背景は異なりますが、同じように回復していくのではないか?と考えることができるのではないでしょうか?
上がってところにフォーカスしてみましょう。
今後の求人倍率の動向(予想)
少し見づらいですが、平成21年から約0.2倍毎に上がっていますね。
ここであることに気づきませんか?
<直近5年の推移>
①2018年1月 :約3.2倍
②2019年10月(コロナが流行る前) :約3.2倍
③2020年7月(コロナが流行って1年目):約1.6倍
④2021年6月(コロナが流行って2年目):約1.8倍
そうなんです。
<直近5年の推移>③と④と同じ倍率が上がっているんです。
そうだとすると、今回も同じように回復するのでは。と思いませんか?
では、次にリーマンショックは、何年で元の数字に回復したか見ていきましょう。
平成26年には、元の1.3倍の数字になっていますね。
約5年で回復したとわかります。
ということは、今回も約5年で回復するのでは?と考えられます。
そのため、2020年から5年後だと、2025年には、元の数字に戻っていることが予想できるのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
過去のデータを元に、今後の求人倍率を予想してみました。
他のキャリアアドバイザーの方々と、同じようなことを述べているかもしれませんが、データを元にすると、この見解になるのが多いと思います。
皆様のご参考になれば、幸いです。
次回は、各職種別の動向について、お話していきたいと思います。
登録して待て!的な。笑
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