😊SMILE子育て[49]😊 同じ授業を受けているのに成績に差が出るのはなぜ？

こんにちは、息子2人を東大合格へ導いた〈子供が自主的に学ぶ育成術〉を語る たかせみほです。

学校や塾で同じ勉強をしているのにあの子は成績がいい」という体験をしたことはありませんか？

同じ時間を過ごしているのに差が出るのは、根性が足りないのかもしれない、脳の作りが違うのかもしれない……と思うかもしれませんが、それは誤りです。

石田勝紀さんの『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』という本で詳しく説明されています。石田さんは東洋経済オンラインで教育コラムを書かれている方です。

同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード

🔸 できる子とできない子の差

一言で「差」といっても様々なケースがあります。

・同じ授業を受けて、同じ勉強をしているのに、難関大学に合格する子、失敗する子
・自転車に10回の練習で乗れる人、100回練習しても乗れない人
・先生の話を一度で理解できる子、できない子

（石田勝紀 「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか？」 第1章より）

石田さんは本の冒頭で、同じ授業を受けている人を次の3タイプに分類して説明しています。
●【タイプ1】学んでいるように見えるが、学ぼうと思っていない人
●【タイプ2】授業中・仕事中だけでしか学ばない人
●【タイプ3】寝ているとき以外、日常がすべて学びになっている人

授業という同じ時間を過ごしているように見えて、実はこれだけ差があります。

この中で「頭がいい」とされているのはもちろん【タイプ3】の人です。

【タイプ1】の人は、席に座って板書するなど勉強風のことはしていますがなかなか成績は上がりません。

【タイプ2】の人は、勉強とそれ以外を分けて考える傾向があります。勉強以外の時間にも学びがあることを知り、自身をアップデートさせていくことで【タイプ3】に近づいていきます。

🔸 5つの「考える力」とそれを引き出すマジックキーワード

【タイプ1＆2】の人と【タイプ3】の人の違いは何でしょうか？

石田さんは本の中で「考える力」だと述べています。
自分をアップデートさせるための方法は、「考える力」を身につけることです。

では、考える力はどうすれば身につくのでしょうか。

石田さんは5つの力とそれを引き出すマジックキーワードを用いて説明しています。

① 原因分析力 を引き出す ⇨「なぜだろう？」
② 自己表現力 を引き出す ⇨「どう思う？」
③ 問題解決力 を引き出す ⇨「どうしたらいい？」
④ 抽象化思考力 を引き出す ⇨「要するに？」
⑤ 具体的思考力 を引き出す ⇨「たとえば、どういうこと？」

日常の中でふと疑問に思ったことやすぐに答えが出ない問題に差し当たった時は「考える力」を身に付けるチャンスです。

子供に考える機会を与えるために
「なぜだと思う？（①原因分析力）」
「どう思う？（②自己表現力）」
「どうしたらいいと思う？（③問題解決力）」
と尋ねてみましょう。

やがて、物事を抽象的あるいは具体的に捉えることができるようになってきます。
共通点を見つけたり（④抽象的思考）
例を挙げたり（⑤具体的思考）
できるようになると、日常の全てが学びになります。

【タイプ3】の人はこうした能力に長けているので、同じ授業を受けていても気付きや学びが多いといえます。

考える力は訓練次第で、後天的に身につけることができます。

子供との普段の会話の中に【マジックキーワード】を取り入れて、「考える力」を養いましょう。
教材は身近なところにたくさんあると思います。

🔹 親子の会話は重要

拙著 「シングルマザーで息子２人を東大理Ⅰに　頭がよくなる『ルーティン』子育て」の中の、

シングルマザーで息子2人を東大理Iに 頭がよくなる「ルーティン」子育て

■〜 第4章　小学生時の過ごさせ方 〜
〈ニュースは良き教材であり、良きコミュニケーションツール〉(P.122掲載) に、「ニュース番組を見ながら気になる話題があればお互い意見交換をしてきた」ことについて述べています。

私も、息子達に「考える力」を養わせたいと思い、マジックキーワードを取り入れた会話を意識的にしてきましたが、特に〈ニュース番組〉は絶好のコミュニケーションツールだと思います。

大学生の息子達とは今でも、「ニュース番組を見ながらの会話」が続いております。
その他、クイズ番組も、ひらめきが大切で、みんなで答えを考えたり言い合ったりして、盛り上がります。

ニュース番組やクイズ番組をコミュニケーションツールにした習慣は、息子達が幼い頃からあったので、反抗期で会話が減っていた時も、細く長く親子の会話は続いておりました。

反抗期が終わると、細く長くの親子の会話から、親子の自然な会話へと戻りました。

🟠ニュース番組は良きコミュニケーションツール、そのメリット
・自分の意見を相手に分かるように伝える。
・ニュースを聞くことで、語彙力が増え、社会の仕組みなどを知る。
・関連したことへ話題が広がる。
・そのニュースからの学びや、どうしたらそういう事件が起こらないかなどを話し、自己解決能力を養う。

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🍰【cakesに連載中】🍰

〜 シングルマザーは強い覚悟を持っています 〜
息子2人を東大理Ⅰ現役合格に導いたシングルマザーが書いた本ですが、
cakesに拙書が掲載されています。

🍰第1回目 → https://cakes.mu/series/4511

私たちには、持ち前の「逞しさ」が備わっています。
その実践方法が【毎週水曜日に cakes にて連載 】されます。

🟣🔖第35回目のタイトルは、
『成績が落ちたとしても、安易に転塾しない』です。
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🔸内容紹介🔸
✒️ 第35回目のタイトルは、
『成績が落ちたとしても、安易に転塾しない』です。

～第5章　中学受験対策～

✅ 塾選びは慎重に慎重を重ねて。 そして一度選んだら信じ切る
└🔖 転塾は子供にとって精神的な負担が増え、本領を発揮できなくなる

✅ 塾の先生はひとりひとりの子どもの才能を劇的に伸ばす魔法使いではない
└ 🔖 子どもの成績が上がらないことを塾や先生のせいにしない

✅ 本人のやる気を引き出すのは親の役目
└🔖 親としてやるべきことをする
└ 🔖 家庭の環境作りが大切

✅ リビング学習のすすめ
└ 🔖 そばで勉強させて、見守り、励ます

ぜひ今後も続けてcakes連載シリーズをお楽しみいただけると嬉しいです ☺️
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🔹 Clubhouseについて

最近流行りのClubhouseのアカウントですが、＠mihomama で検索すると見つかると思います。プロフィールページのリンクは以下です。

たかせみほ(Miho Takase)

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