分割キーボード「Corne V4 Chocolate」は使いやすい?使用開始2ヶ月レポート
こんにちは。takaraです。
分割キーボードのCorne V4 Chocolateを使い始めて、約2ヶ月が経過しました。
理想のデスク環境、もとい仕事環境を求めて手を出した分割キーボード。この時点で、2ヶ月使ってきた結論は、
「慣れるのは大変。だけど、Corne V4 Chocolateだからこそ得られるメリットがある。なので、これからも使い続ける」
です。今回は、この結論に至った理由である、2ヶ月使ってきてわかったメリットと鬼門をお話しします。
分割キーボード「Corne V4」の4つのメリット
まずは、分割キーボードを使っていて感じたメリットを4つあげていきます。
1.身体が楽になった(気がする)
まず1つ目は身体への影響です。肩を開いた姿勢でタイピングができるため、巻き肩や猫背を回避できています。その結果、身体にかかる負担が減ってきている感覚です。特に、肩こりが減っている気がします。
ただ、これはあくまで感覚であって、本当に分割キーボードの影響かどうかはわかりません。もっと長い年月使っていったときに、身体に表れることでしょう(分割キーボードを使わず、通常のキーボードを使い続ける未来と比較はできませんが)。
2.正面に物が置ける
2つ目は、分割キーボードの間、つまり体の正面にものが置けるという点です。これは、分割キーボードならではのメリットです。
通常のキーボードだと、体の正面はキーボードになるため、ノートやペン、トラックパッドなどを置けません。置こうと思うと、キーボードを動かす必要が出てきます。ですが、それは手間です。分割キーボードであれば、その手間を減らせます。
3.持ち運びがしやすい
3つ目は、持ち運びについて。これはすべての分割キーボードに当てはまる話ではありません。いま使っている Corne V4やKeyballなど小型化された分割キーボードのみに当てはまる話です。
持ち運べることから、自宅以外の場所でも分割キーボードを使うことができます。いつでもどこでも同じ作業環境を構築できるという点でCorne V4のメリットの1つです。
4.自由にキー配置決められる
Corne V4は自分で自由にキー配置を決めることができます。これはCorne V4に限らず、さらに分割キーボードのみにある機能ではありませんが、Corne V4の良い点として挙げておくべきものの1つです。
分割キーボード「Corne V4」で苦労する2つの鬼門
続いて、Corne V4を使って苦労した2つの鬼門を挙げていきます。デメリットではないのは、使っていて感じた大きなデメリットがないためです。これから挙げる2つの鬼門は、はじめのうちはデメリットですが、慣れれば解決するデメリット。なので、鬼門としてお伝えします。この門をくぐれば分割キーボードは、あなたにとってなくてはならない相棒となるでしょう。
鬼門1:独特のキー配列になれるのが大変
1つ目は、キー配列について。Corne V4は見てわかる通り、通常のキーボードとは違うキー配列をしています。通常のキーボードは、ロウスタッガードと呼ばれる配列です。1つ1つのキーが横にズレています(スタッガードには”ずらす”という意味があります)。
ところが、Corne V4は違います。写真をご覧いただいてわかる通り、横ではなく縦にズレているんです。これはカラムスタッガードと呼ばれる配列です。
このように通常のキーボードと違うとなると、打ちづらいんですね〜。慣れるまで、非常に時間がかかりました。いまとなってはそれなりの速度で打てますが、はじめの頃は打ち間違い連発です。
また違うがゆえに、通常のキーボードとCorne V4の行き来がすこし大変なんですよね。場面によっては、わざわざCorne V4を取り出して、使うほどではないとき、Macbookのキーボードを使って作業することになりますが、当然ながらMacbookのキーボードはロウスタッガード……配列が違うんです。そのため、使い始めて1分くらいはタイプミスが増えます。
ただ最近、2つのキーボードを行き来していたら、切り替えがスムーズになってきました。これも「慣れ」で、なんとかなるのかもしれません。
鬼門2:記号が迷子になりがち
これも大きな課題の1つです。Corne V4に限らず、キー数が少ないキーボードに言えることになりますが、どこを打てばどの記号が入力できるのかを忘れ、たまに記号が迷子になります(私は、〜とか、”とかが迷子になりがち)。
このようなことが起きるのは、キー数が少ないから。Macbook ProのJIS配列キーボードのキー数が「79」あるのに対して、Corne V4はキー数が「46」しかありません。じゃあ数字や記号はどう打つの?って話になりますが、これは”レイヤー”というものを駆使して入力します。
レイヤーとは、「階層」「層」という意味で、その名の通り、1つのキーに対して、1層目・2層目・3層目と複数の層を重ね、その層ごとに別の役割をもたせることができる機能です。1層目以外は、特定のキーを押下している間のみ切り替わるようになります。
たとえば、通常は、”T”のキーだが、Fnキーを押下しているときはレイヤーが2層目に切り替わり、数字の”9”が入力できるようになる、という具合です。このレイヤーを駆使して、アルファベット等に比べ使用頻度の低い数字や記号を2層目・3層目に配置し、入力できるようにしていきます。
また、記号の配置は最初から決まっているわけではありません。キーマップ変更ソフト使って、記号の配置を自分で決めるんです。特に制限はなく自由に決めることができる分、自分の思うようなキー配置を作ることができます。
しかし、自分で決められるからと言って、すべて完璧におべられる果糖とそうではありません。時が経つにつれて、使用頻度の低い記号をどこに配置したか忘れていきます。そしてたまに使うときに「あれ?この記号どこ打てばいいんだっけ?」となるわけですね〜。
ただ、これも覚えればいままでのキーボードと同じように入力できるようになります。むしろ自分で決められるため、通常のキーボードよりも打ちやすくなるでしょう。
ちなみにいまの私のキーマップはこんな感じです。レイヤーは合計で3つあります。これが最適かはまだわかりません。これも最適な形を探し続けるという1つの旅です。
これからも使いつづけますCorne V4 Chocolate
2つの鬼門をくぐれば、これしかないと言えるキーボード「Corne V4 Chocolate」。使い始めて2ヶ月。完全に慣れたとは言えませんが、最初に比べたらかなり使いこなせるようになってきました。
今回選んだキースイッチ(LofleeのGhostを使ってます)のおかげもあって、打鍵感も非常によく、Macbookのキーボードにはないタイピングしていて楽しさもあります。
たまに他のキーボードに浮気する可能性もありますが、Corne V4 Chocolateを使い続けていく所存です。
今回は、Corene V4 Chocolateの2ヶ月使用レビューでした。それでは。