「バカ女が」と吐き捨てられた話
他に書くところもないのでここに書いてみる.(今年の1月頃に下書きで書いていた)
東京へ越してきた。寒い。毎日寒い。
土地勘もない。しかし便利な時代になった。スマホがあれば多少迷っても1人で出かけられる。電車に乗ることだってそうだ。
私は方向音痴であり、また地図を全く読めない。そのため度々 歩きスマホをしてしまう。それは良くないことだ。分かっている。しかし、道に迷う。不安になる。スマホを見る。偏見だが東京の人に「ここへ行きたいんですが」と聞いたところで親切にされるイメージはまるでない(ごめんなさい)自分で解決するしかない。
私は道に迷った。その日はバスに乗る予定があった。歩いててバス停が分からなかった。スマホでバス停を検索した。その時、前から自転車が来るのは音でわかった。イヤホンをしていなかったので。
「チリン」自転車の音が鳴った。前を向いて自転車を確認した。避けた。
すれ違いざま、自転車を漕いでいたオジサンが私に向かって「バカ女が」と吐き捨てて去った。
道でスマホを見ていたのは私が悪い。もう少し道の端によって見れば良かったのだ。
オジサンは「チリン」とベルを鳴らした。親切だとすら思う。私は気づいていたが知らせてきた。
それを踏まえて2つ言いたいことがある。
1、「バカ女が」という必要があったのか
言われていい気分なわけがない。そこまで言われる筋合いもない。見ず知らずの人にわざわざそんなことを言ってくる意味はなんだ?怒り感じてそれをそのままぶつけられた。誰も得しない。私にそれを言って彼はスッキリしたのか?
2、私が男だったら「バカ男が」とは言わないだろう……女だからバカにしてきたのか?
私が男だったら「このバカが」というセリフになったのだろうか。私が強面の男だったら、見た目から察して何も言わなかったのではないだろうか。
オジサンが「危ないだろ」「何考えてんだ」とか そういう言葉だったら 今まで書いたようなことは考えない。
つまりは、
私の見た目で判断して言ってきたんじゃないだろうか。
何を言ってもいいと思われたんじゃないだろうか。
いや、きっと それがおばさんでもおじさんでも彼は言うかもしれない。
彼はストレスな世界に生きているんだなと感じた。
若い…年齢、女…性別、見た目のこと、出生、家族のこと、
自分じゃどうにもならないことを他人に何か言われることに聞く意味もないが、許される事ではないと思ってる。
もしかして私もイライラしていたら「おい誰に言ってんだオッサン」とこのケンカを買っていたかもしれない
確かに歩きスマホは罪深い。認める。気をつける。
危険行為だからやめる。
別の話になるかもしれないけれど
東京にいると「他人に迷惑をかけるから」という視点で考えなきゃいけないことが多いように感じていて実はものすごく疲れている
それはまたやはり別で。