【大人のファンタジー】主人語り(あるじがたり)
<あらすじ>
都会の真ん中にある森を見下ろせるマンションのベランダに、優しく、親切で、マイペースな性格の犬が暮らしていた。犬には主人(あるじ)である家族がいた。犬はすくすくと育ち、やがて潮風が吹く海辺の街へ一家ともども引っ越した。
そこは、主人への尊いまでの愛を語る犬たちが住む街だった。その中で一家は、ささやかな幸せを謳歌する。
しかし突如として表出した、予期せぬ運命に翻弄される一家。そして始まる、母を亡くした作家と主人を無くしたヨークシャテリアとの出会いと交流。
理不尽な日