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日本が誇る資産形成法 本多静六博士の「月給4分の1天引き貯金」お釈迦様も説いた超合理的マネープランとは?

若い時に貯蓄もせず
清い行いをしなかった人は
魚のいない池にたたずむ白鷺のように
やせ衰える。

(「ダンマパダ 第11章 155」)

ブッダ(お釈迦様)の言葉です。
「貯蓄」の話なんて意外ですよね。
むしろ世俗を捨てたのだから、
お金の話はするなと言いそうです。

でも驚くのはここからです。
なんとお釈迦様は「資産形成法」まで
のこしているのです。

1. ブッタ流資産形成法「収入四分の計」

ある時、お釈迦様のところに
シンガーラという資産家の息子が
たずねてきました。

お釈迦様は聡明な彼に商人の道を
説き、「収入四分の計」を伝えます。

内容自体はシンプルです。

全体の4分の1を自分のために使い、
4分の2は仕事の運転資金に
そして残り4分の1は緊急用に貯金する。

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この教えはアジア中の仏教国の
経営理念になり、日本ではたとえば
二宮尊徳(金次郎)の「報恩仕法」など
にも影響を与えました。

2.日本が誇る資産形成法「月給4分の1天引き貯金」

極めて合理的です。
しかし、特に難しいのが
最後の「貯金」です。

「あればあるだけ使ってしまう」
「貯めようと思うと急用が入って」
「貯金用に残そうとしても、いつも
 そこまで使ってしまう」

経験のある方もいるでしょう。

そこで参考になるのが、
明治に生きた本多静六博士の
「月給4分の1天引き貯金」です。

あらゆる通常収入は、入ってきた
時点で4分の1を貯金してしまう。
さらに臨時収入は全額貯金する。

「貧乏を圧倒する」の意思のもと
25歳からこれを続けた博士は
莫大な資産を築き、最晩年には
その秘訣を「私の財産告白」という
書にまとめています。

博士は言います。

プレゼンテーション1

3.貯金したい額は「元からなかったモノ」と考えよう

おそらくはお釈迦様も
同じ気持ちだったのでしょう。

人はお金の「努力」といえば
すぐに投資や利殖法を探します。

しかし、それ以前に大切なのは
必要なお金をきちんと手元に
残しておく「努力」です。

人はいざお金を前にすると
つい反応してしまいます。

2007年、パリ脳科学研究所の実験では
人はわずか0.017秒の表示であっても
1ペニー(2円)より1ポンド(200円)の方に
反応することが分かりました。

このとき参加者の脳内では、
大脳基底核にある
側腹淡蒼球という部位が
活性化していました。

この部位は、2012年の
橘吉寿先生の研究により
もらえる報酬量を予測して、
行動をおこすモチベーションに変える
役割があることが分かっています。

人の「お金」センサーはスゴイものです。
0.1秒でお金の価値を見抜き、テンションを
上げてしまうのですから。

だからこそ、貯金したい額については
「元からなかったもの」として
天引きして貯めておくシステムが
必要なのです。

ぜひ、ご自身にあった
「天引き」プランを探して
実行しましょう。


すると、あなたの財産は
どんどん増えていき、
何かをするときの元ダネになりますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

「天引き」思考は、貯蓄以外にも
活用できます。時間や学習、人間関係など
時間でいえば毎日15分の活用が
大きなレバレッジを生みます。
これは「引き寄せ」の原理でもあります。
こうしたお金を引き寄せる思考法に
興味のある方は、こちらの
オンラインセミナーにお越しください。

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参考文献(P.75、76)
参考論文
参考文献(P.18~20)



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