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なぜ、目的や夢は最初から伝えた方がよいのか?人を動かす極意【一貫性】。

「結論から言ってくれ!」
「それで、一体何がしたいの?」

話の筋道が見えないと
ついつい言われることです。

これはせっかちな人だけではありません。
実は私達全員が心の中では思っている
ことなのです。

1. 人は自然に相手の意図を予測している

2005年、イェール大学の
メリッサ・ファーガソンらの
研究チームは興味深い研究を発表しました。

51名の参加者の協力のもと
短い文章を読んでもらったあとに
特定の単語の並べ替えをします。

読んでもらう文章は2種類あります。

A群)登場人物の目的が推測できる文章

例としては、「女性は庭のホースをつなぎ、
車に向かって歩いています。」
といった文章です。
この女性は、このあと「洗車」を
しようとする目的が推測できますよね。

B群)推測できない文章

例としては、「女の人は車まで歩いて行き、
庭のホースを車の中に投げ入れます」といった
文章です。これだけでは何がしたいか
ちょっと分かりませんよね。

研究チームは、こうした文章を
画面に表示した後に、少しの間のあと
その文章から伺える目的(上の例であれば
「洗車(せんしゃ)」)をあらわす単語を
出して、わざと崩し(「んせしゃ」)、
それを読み取るテストをしました。

テストの結果は面白いものでした。

当然ながら、参加者は誰も文章と単語の
関係性には気づいていませんでした。

しかし、A群の目的を
推測しやすい文章の方が(0.588秒)、
B群のそうでない文章よりも(0.612秒)、
その後に続く単語課題への
反応が速かったのです!

人は何気ない文章からも
その登場人物のやりたいこと
(目的性)を無意識のうちに
思い浮かべているのです。

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だからこそ、本実験のように
その後目的に関連する単語を目にすると
そうでない文章を読んだ人よりも
速く反応できるのです。

2. 人は「首尾一貫」した人を求めている

このシンプルな実験は、
とても大切なことを私達に
教えてくれます。

人間は、社会的動物であり、
つねに敵であれ味方であれ
他人の存在があります。

そして、どんなに唯我独尊の人でも
無意識のうちに周囲の他人の
意図、計画、目的を理解しようと
してしまうのです。

なぜ、こんな現象が起きるのでしょうか?
研究チームは次のように考察しています。

プレゼンテーション1

「あれは何だろう?」
「なんであんなことするのだろう?」

人は状況次第で変わる生き物です。
普段の性格や習慣からは予測しにくい
行動をしがちです。

だからこそ、常に相手の状況に応じた
目的や意図を知りたいのです。

それはある意味、好奇心です。
答えがでるまで止まりません。

逆に考えると
目的がはっきりしており
それを常に表明し続ける
「首尾一貫」した態度は
相手の認知の手間を省く
親切な行為とすらいえます。

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自分が望む結果や状況があれば
それをまず表明してみましょう。

それにより相手は、余計な詮索に
気力を使わず、1つの安心が
生まれるのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

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