目標達成の最高の原動力は「興味」。ただし「興味」は、自分1人では保てません。
ダイエット、学習、副業、朝活、趣味・・・
人は自分のために新しい習慣・活動を
スタートさせます。
しかし、残念ながら多くの場合は
かなり早い段階で挫折してしまいます。
一体、なぜでしょうか?
「ご褒美・メリットが足りない?」
「やるべきことが多すぎる?」
「他のことで忙しくなった?」
もちろん、どれでも正解です。
しかし、より大きな視点でとらえると
次の一言で表現できます。
「興味がなくなったから」
身も蓋もないですが、
実はこれだけなのです。
興味がなければ、いくら利点があっても
続けようとは思いません。
では、そもそも「興味」とは何なのでしょうか?
1. 目標達成の最大の原動力「興味」
感情研究の第一人者のキャロル・イザードは
次のように定義をしています。
興味こそが、人生で新しいものを
見せてくれる動力源なのです。
興味があるからこそ、
ただの欲求からはじめたことでも
続けていくだけの意義・理由がみつかり
なんとかやってみようと思うのです。
さて、面白いのはここからです。
あなたが興味があることを
思い出してください。
興味の度合いについては上下が
あったと思いますが、そのときに
あなたの興味を左右した【他人の存在】が
あったと思います。
興味ある経験を仲間に話して
その反応をもらうことで、
再体験したに等しいほどの
興味の盛り上がり(盛り下がり)を
感じるものです。
2. 人は話して自分の興味をバカにされるとどうなるか?
2007年、サンディエゴ州立大学の
ダスティン・ソーマンはこの点について
興味深い実験を発表しました。
105人の学生の協力のもと
「SIMS」という
育成シュミレーションゲームを
プレイしてもらい、その経験を
聞き手役に話します。
このとき聞き手役は
聞き方の態度によって
次の3群に分かれました。
A群)気配りして、同意しながら聞く
良い聞き手のように聞いてください
B群)気配りするが、同意しない態度で聞く
話し手の好き嫌いの感想に関わらず
このゲームは「バカバカしくおかしいものだ」と
返してください。
C群)気が散っている状態で聞く
10個の文書をわたされ、thから始まる
単語を数える作業をしながら、
「ながら聞き」をする。
会話の後、話し手は聞き手の反応や
好感度を説明し、ゲームに対する
興味を再度評価してもらいます。
さらに研究日から4~6週間後に
話し手に連絡をとり、その後
ゲームについて他者と話したかと
その場合のゲームに対する興味の
再評価をしてもらいました。
3. 興味は聞いてくれる人がいると、続く
結果は面白いものでした。
会話の前後で話し手のゲームに対する
興味が低下したといえるのは、
C群の相手が気が散っている状態で
「ながら聞き」した時だけだったのです。
つまり、B群のように、
好意的でない反応をされても
ちゃんと聞いてくれさえすれば、
人は自分の興味を失うことはないのです。
また、その後4~6週間経過後の
事後調査でも、活動について自発的に
話しかけた人の応答性が高いほど、
その活動への関心が高いと報告されました。
研究チームは次のように考察しています。
人が何かを成し遂げるには「興味」が必要です。
でも、その「興味」を保つには、
その話を聞いてくれる他者が必要なのです。
もちろん、所詮、他人事であり
その興味に賛同しない自由もあります。
ただし、しっかりその話に
耳を傾けてくれる態度は示す必要があります。
何か目標を持ったら、
その意義と取り組んでいることを
ぜひ仲間に話してみましょう。
もし、あなたが他人からその人の活動の
興味を話されたら、しっかり向き合って
話を聞いてあげましょう。
それより、何か新しいことが
成し遂げられるのです。
本日もお読みいただき
ありがとうございます。
実はカウンセラーの本当の役割は
来談者の人生への「興味」を
つないでいくことにあります。
だからこそ、そのスキルは
人を導く経営者、教育者、リーダー
親御さんなどあらゆる立場の方に
必要なのです。
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