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宝庵の夢窓庵と、京都高台寺の遺芳庵


3枚の写真、どれが宝庵の夢窓庵でしょう?

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1枚目は、京都・高台寺にある「遺芳庵」(非公開)

江戸時代初期の京都の豪商・灰屋紹益が、愛する吉野太夫が先だったあと、彼女を偲ぶために作った茶室。
大きな丸窓を「吉野窓」と呼ぶのは、この茶室から。

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2枚目は、おなじみの「夢窓庵」@宝庵。
屋根ふきかえ前の姿です。

反転

そして3枚目は、上の遺芳庵を左右逆転させた写真です。
なんとまあ、夢窓庵そのもの!!
というか、夢窓庵が遺芳庵を逆転完コピしたんですが・・・

この小さな茶室は、丸と三角と四角で構成されていて、なんともキュートなフォルムをしています。
昭和9年、浄智寺谷戸に茶室を作ろうとした関口泰先生と山口文象氏は、谷戸の光の入り方や動線から、この茶室を逆転させて作ることを思いついたのでしょう。

遺芳庵は、年に数回、朝茶会用に公開されているのみで、
ふだんは近寄ることができません。
日常的に夢窓庵を使える茶室・宝庵はとても贅沢な環境ですね。
次回の施設公開日には、夢窓庵でもお茶を召し上がれる特別メニュー(別料金)をご用意したいと考えています。
ぜひ、お早めにご予約ください。

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\\宝庵の施設公開・宝庵茶屋//
9/26(土)10/4(日) 10時半〜15時半 →ご予約制です
1200円(空羽~kuu~の季節の和菓子とお抹茶つき)
https://www.houan1934.com/宝庵茶屋
こちらのページからご予約ください。

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