人事を尽くして天命を待つ
7/3に行われる予定のインターステラテクノロジズMOMO7号機「ねじのロケット」の打ち上げのため北海道大樹町にやってきた。
思えば昨年のゴールデンウィーク。新型コロナウイルスへの過剰反応の余波から謎の中止要請の圧力を受け、泣く泣く打ち上げを中止して1ヶ月後もさまざまなトラブルで打ち上げることができなかったのものリベンジだ。
我々のロケット打ち上げが観光資源になるなら、と観客の受け入れなど頑張ってきたが、逆に打ち上げ中止のリスク要因にしかならないので、申し訳ないが私個人としては永遠に無観客での打ち上げにしたいと思っているくらいだ。
1ヶ月延期になるだけで会社のキャッシュフローは何千万円単位で無為に消えていくのである。投資家から預かった大事なお金を溶かすわけにはいかないと考えるのは、経営者として当たり前のことだからである。
さて、今回のロケットはサブオービタル飛行をするもので、国際的に宇宙空間とされる高度100km以上まで機体を運ぶことになっている。
MOMOv1と呼ばれるこの機体は10ヶ月以上の打ち上げブランク中にメジャーアップデートをかけ、シンプルさと堅牢性を増した設計となっている。そして完全生中継を、無線を通して映像伝送することで実現する。
これまでに見つかったバグは全て潰した。人事を尽くして天命を待つである。
この夏の二回の打ち上げが無事成功すれば、サブオービタル機MOMOは量産体制に入る。軌道投入機に比べるとマーケットは小さいものの、それなりにはあるので取り込んでいこうと思っている。
とはいえ、成功するかどうかは未知数。もちろん以前と比べると格段の安定感があるので少しは安心できるかもしれない。
私も投資家やクライアントをアテンドしてインターステクノロジズ社の魅力を伝える努力をせねばならない。努力が報われれば、最高の瞬間を迎えられるだろう。
ちなみに偶然(笑)にも、打ち上げ予定日の7/3には大樹町で『サウナランドフェス』も開催される。もちろんロケット打ち上げ観光とは無関係だ。ロケット打ち上げと観光は無関係にしないと何を言われるかわからないよね。
このイベントにはHIUメンバーも関わっている。こんな面白いイベントに参加できるのもHIUの醍醐味。ぜひHIUもメンバー募集しているので入ってください!
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