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AI について徒然書いてみる。普通は えーあい と読む。何の事かと聞かれれば、英語をそのまま日本語にして 人工知能。
英語は Artificial Intelligence ・・・そうか L が2個重なるのね。
女性歌手で AI と書いて あい と呼ばれる人もいるけれども、今回書くのは人工知能の方。これについて言えば、多くの偉い人がそれらしく素晴らしい事を書いているだろうからそっちの情報を知りたい人は他を当たって頂戴。
この手の方向で一番初めに驚いたのは、映画 2001年宇宙の旅 に出てくる頭の良いコンピュータ HAL 9000。英語の会話が出来るのはまぁいいとして、ボーマンが書いたスケッチの顔を見て、これは**さんですね、上手くなりましたね・・というような事を言った事。これは映画とはいえ衝撃的であった高校生の頃。
コンピュータには人間のような脳はないし、電気の配線だけが入っているのは知っているけれども、人間と同じような会話が出来て2次元の絵を理解して、誰だか画像認識して、前回と比較して上手くなったかどうかまで判断できるのだと。当時は超未来のSFだったけれどもその時代に生活出来るほど普及してきた。
今では、道路や状況を認識して自動運転が出来る自動車も当たり前になってきたし(私はまだ納得しきれていない)、SIRIは会話の質問に答えてくれるし電話もかけてくれる、学生でさえそんな機械を個人で持てる。
コンピュータなので、メモリーは人間と比較にならないレベルで無限大に貯蓄も出来るし、人間よりも早い速度で判断も行動も出来る。ロケットでも飛行機でも自動運転を任せておける。
それでは、コンピュータは考えているのか? ・・と聞かれれば考えているように見えるレベルでプログラムされた内容をアウトプットしているだけだ。メモリーを呼び起こしたり、組み合わせたりする事は可能だし得意だが、ゼロから考えるという事は出来ない。万有引力の法則のような発明も、アルキメデスの原理も相対性理論も作り出す事はできないであろう(・・と私は考えるけれども、出来るのかもしれないが私は知らない)。
作曲は音符の長さと音の高さの組み合わせなので、心地よいバランスや過去の曲からの組み合わせで作れるし、絵も本も過去からの組み合わせで作れる。
とはいえ・・チャットGPTは凄いな。前にも書いたが、作詞しているみたいに心地よい組み合わせの文章を選んでくれるし、人間が書いたみたいに解答してくれる。これはある意味人間にはやりにくい芸当だと思う。この分野の人間なら出来る人は出来るだろうけれども、全部のカテゴリーで出来る万能な人間はいないから、やっぱり凄いのだな。私は無料のでしか試してないけれど、本気でやればかなりの事が出来そうで、進む人はどんどん進んで彼らに追いつくのは(もう既に)不可能だ。これは私に言わせればAIではないのだけど、この手の事をそう呼ぶのならAIだ。
それでは、人間は考えているのか? エジソンは99%の努力と1%の閃き(ひらめき)と言ったが、これは研究者が真剣に試行錯誤して追い詰めて追い詰めて全部のパラメーターを試している時に、ほんの瞬間の閃きが全体の発明になる・・という事で、そういう人を天才と認識している。努力をしない人は閃かないという事でもある。AIはこの99%の努力を一生懸命やるのは得意だし人間以上に出来るだろうが、1%の閃きはAIには無理だろうな。できたとしてもその閃きも過去からの蓄積だからね。・・・という事はコンピュータは天才にはなれないという事だ。
ピストンの速度がゼロになる瞬間があるのは効率的では無いということで、ロータリーエンジンが開発されたが、これも誰かが閃いて考えた事なのだと思う。そんなのを考えるのはAIでは難しいと思うのだ・
人間の脳にはニューロンと呼ばれている神経繊維があってシナプスで接続されていて、実は脳も電気信号で電圧制御になっている。電位差はマイクロボルト単位と呼ばれている。マイクロはマイナス6乗なので0.000001とゼロが6個繋がるレベルということだ。昔のコンピュータの ”1” は+5ボルト、”0”がゼロボルトで制御しているから(今はもっと低いはず)、レベルは違えど脳もコンピュータも同じ電圧制御。コンピュータは1と0の単純なデジタル、人間は閾値が異なるアナログだけど・・・
脳に限らず、生命を維持するための栄養や行動反応の元としては全部が化学反応で、多くの物質を体内に貯蓄している・・し、外から注入されれえばそのように機能する。どんな気持ちにも、どんな反応にも化学的な組み合わせでどのようにでも出来る。
だから人間も電気と化学でできたロボットであるというカテゴリーに入れられる事になる。さらに分解してゆけば、陽子と電子と中性子(原子)だけで全ての物体は作られている(クオークとかの素粒子が物質の最小単位という説もあるが割愛)。遺伝子のAGTCの組み合わせも、これら原子の組み合わせ。
結局の所、人間も機械も含めて全ての物質は電子・陽子・中性子の無限大の組み合わせで、考えも、人工知能も、物質も全てを再生するのは不可能なのだ。この壮大なレベルのことになって初めて ”無限大” とか ”不可能” とか言えるのだろう。大した事もないのに、無理なんて言っている場合ではない。
前回書いた すげぇな チャットGPT
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