【論文レビュー】人的資源の柔軟性はどのように測定できるのか?:Way et al.(2015)
組織業績に影響を与える人的資源の柔軟性について、本論文以前にもいくつも尺度開発が試みられました。本論文では、そうした先行研究を参考にしながら尺度を開発し、5次元21設問で構成されることを検証しています。
因子分析の結果
著者たちは、探索的因子分析によって5次元21設問で構成されることを明らかにして、確認的因子分析でモデルの適合度を検証しています。
5つの次元とは、①人的資源実践の資源柔軟性(Resource Flexibility in HR Practices :RFHRP)、②従業員の持つスキル・行動の資源柔軟性(Resource Flexibility in Employee Skills and Behaviors:RFE)、③人的資源実践のコーディネーション柔軟性(Coordination Flexibility in HR Practices:CFHRP)、④臨時労働者の持つスキル・行動のコーディネーション柔軟性(Coordination Flexibility in Contingent Worker Skills and Behaviors:CFCW)、⑤従業員の持つスキル・行動のコーディネーション柔軟性(Coordination Flexibility in Employee Skills and Behaviors:CFE)です。
5次元21設問についてはアペに載っています。いずれの設問も五件法で聞いていて、内容については備忘用に貼り付けておきます。
①人的資源実践の資源柔軟性(RFHRP)
以下の5つの設問から構成されます。
②従業員の持つスキル・行動の資源柔軟性(RFE)
以下の4つの設問から構成されます。
③人的資源実践のコーディネーション柔軟性(CFHRP)
以下の4つの設問から構成されます。
④臨時労働者の持つスキル・行動のコーディネーション柔軟性(CFCW)
以下の4つの設問から構成されます。
⑤従業員の持つスキル・行動のコーディネーション柔軟性(CFE)
以下の4つの設問から構成されます。
この尺度、翻訳されていたりしないんですかねー。もうちょっと調べてみようと思います。