思慮分別期においては、内省が重要であるとして、サビカス先生は三つほど考え方を提示しています。
思慮分別期の前提(再掲)
内省の重要性
キャリアの視点を回顧と展望で見定めたのはエドガー・シャインでした。サビカス先生もまた、将来を描くためには過去の経験を内省することが重要であると述べています。
伝記によって表されるもの
自分自身の過去の経験を伝記によって表現することは、自身の身の回りにある社会や文化を職業において捉える手段としてサビカス先生は捉えています。物語るためには言語が用いられるものであり、言語とは社会的・文化的な構築物と考えられますので、語ることには社会や文化と自身との統合が見出されるのでしょう。
反省的スキーマ
自分自身のライフやキャリアをデザインする上で内省が重要だよということを、サビカス先生は改めて提示しています。