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【超訳】サビカスのキャリア理論(1/14)

粛々とサビカスの分厚い本を読み進めています。アウトプットを前提にしないと、手抜きしながらサラサラと読んでしまう人間なので、「あ、ここは面白いかも!」と思う部分を、精緻な訳ではなく、googleのDeepL先生を活用してコラム的に意訳してしまおうと思います。サビカスのキャリア構築理論の一端に触れてみたい方はご笑覧くださいませ。

社会構成主義とキャリア構築理論

(原文)
The social constructionist lens of self-as-process warrants a definition of career as a carrier of personal meaning that defines and structures significant events in a work life, not as a path through an organization. From this perspective, career becomes a story that individuals tell about their working lives, rather than life-time employment climbing an organization ladder.

Savickas(2019)、3頁

(DeepL先生訳)※一部塩川加筆・修正
社会構築主義者の「自己としてのプロセス」というレンズは、キャリアを組織内の経路としてではなく、仕事人生の重要な出来事を定義し、構造化する個人的な意味の担い手として定義することを保証する。この観点から、キャリアは、組織のはしごを登る終身雇用ではなく、個人が自分の仕事人生について語る物語になる。

さらっと書いてありますが、私のキャリア構築理論の拠って立つ理論は社会構成(構築)主義ですよ!ということをサビカス先生はおっしゃられています。キャリアは企業が提供するものではなく、個人が物語ることによって生成するものだということもおっしゃられています。

ここで言及されている自己(self)もキーワードなので、後続する箇所を引用して補足します。

自己も社会的に構築される

(原文)
Both the conceptual and process models concentrate on the self as a psychological construct.

Savickas(2019)、4頁

(DeepL先生訳)
概念モデルもプロセスモデルも、心理的構成要素としての自己に焦点を当てている。

キャリア構築理論が提示する概念もプロセスモデルも、自己という存在は心理的に構築されるものであるということを前提としています。唯一の本当の自分というものが客観的に存在するのではなく、他者や社会との相互作用によって常に更新され得る存在である、というわけです。


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