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自分の作風の一貫性の無さに悩んだら、noteで作品を見てもらおう!

普段あまり描くことのない猫のスケッチ

線画家のミウラです。
前回の投稿からしばらく時間が経ってしまいました。

twitterやInstagramでは不定期に投稿を続けていましたが、noteではもう少し他のSNSとは違ったことをやりたいなと思いつつちょっと放置しておりました。

自分は基本的に「植物」をテーマに絵を描くことが多いのですが、植物自体はとても完成されていて、かつ静的なモチーフなので、絵自体にストーリー性やメッセージ性を込めることがとても難しいです。

植物画家としても活動させてもらっていますが、ボタニカルアート自体も、植物本体を正確に描くことや、植物以外は極力描かないこと、背景を描かないこと、実寸大で描くことなど、植物画としての目的がしっかりとあるアートなために自由度が少ないんですよね。

そんな中で、「あぁ~、なにかメッセージ性のある絵を描きたいな」などと自分が植物以外を描きたくなったときに、どうも植物メインで描いてUPしているInstargamなどには植物以外の絵を公開しにくくなってしまいました。何を描こうと自分の絵なんですけどね。

SNSに投稿する絵を考えると、一貫性の無さが気になってなかなか投稿しにくくなったりすることが出てきたりします。


SNSは誰に向けて発信しているのか

私自身はInstagramで現在5000人程度のフォロワーさんがおりますが、植物モチーフが好きな方や、線画やモノクロ画が好きな方がフォローしてくださっている(と思っています)。

その中で、植物以外のモチーフだったり、カラーのイラストを投稿しにくいなと感じることがあります。

私にとっては、Instagramはポートフォリオ的な使い方をしているので、今回投稿したような「猫のスケッチ」なんかはちょっとUPするか迷います。

でもボツにするのもモッタイナイ。

こういうことってよくあると思います。

何をもって一貫性を表現するか

SNSのフィードをパッと見て、立ち寄った人が何をもって「この人の絵は一貫性があるな」と感じるかはいろいろな要素があると思います。

  • 色遣いが一貫してる(モノクロ or カラー、カラーであれば使う色の種類など)

  • モチーフが一貫している(植物、猫、人間など)

  • 背景(色)が一貫している(スケッチブックに描いているなど)

  • 線のタッチが一貫している(線の太さ、描きこみの細かさなど)

  • キャラクターができあがってる(オリジナルのキャラクターがある)

  • 世界観が一貫している(ファンタジー、ダーク、ポップ、子供向け)

  • 画材が一貫している(水彩、ペン画、デジタル、)

  • メッセージが一貫している

上記以外にも、パッと見た印象で何をもってそのアーティストさんの作品であるかを認識できるかの要素はたくさんあると思います。

SNSのフォロワーを増やすには、一貫性があることは重要だとよく言われますがそれは間違いないと思います。でも、SNSって何のためにやってるの?と考えたときに、もし目的が「仕事を得る」なのであれば、あまりフォロワー数にばかり目が行っていると良くない気がします。

もし、自分の絵のファンになってもらって、フォローしてもらって、自分の絵の何らかの要素を好きでいてくれる方がいるのであれば、自分が描きたい絵を描くことが一番大事ですよね。

自分が描きたい絵を描いて、どんな絵でも見てもらえる場をnoteにつくる

自分の絵はここに需要がある!と認識できているのであれば、そこを活路として絵を描くのは良い戦略だと思います。

でも、もしその需要のあるポイントが本来自分の描きたい絵とは少しずれている場合に悩むこともありますよね。

自分の絵の終着点に悩みながら描く絵はつらいですし、自分が描いていてワクワクする絵を描いていたいなと自分は思います。そんな時は、自分のスタイルとは違うと思ってもスケッチブックなどにたくさん描くといいと思います。

そんなわけで、そういう絵の供養場所をnoteに作ってしまえばいいんじゃないかと思ったわけです。

どんどん人に見てもらいましょう! 

スケッチ画やラフ画は意外と需要がある?

「スケッチは、その行為自体が崇高なもので、完成を求めるものではない」

こういう風にどなたかがおっしゃっているのをSNSで拝見し、なるほどぉおおお!!!!と強く頷いた記憶があります。

手を動かし、目に映るものを描いたり、自分の脳内にあるイメージ画をざっと描くのはすごく大切な作業です。

個人的にInstagramで、アーティストさんがスケッチブックをぱらぱらーっとめくって見せてくれるショートリール動画を見るのが好きなのですが、スケッチをメインにUPされている方も結構います。(そしてフォロワーさんもかなり多い)

AIアートが台頭してきていることもあってか、アーティストさんがアナログで書き留めた、筆跡のわかるラフなスケッチが興味深く見られているのはある意味納得です。

おわりに

長々と書きましたが、何が言いたかったかというと

「今後、noteで不完全でも雑でもいいからスケッチやラフなどを投稿していきます!」

ということでした。

noteにはそんな絵の需要があるかもしれないとも思うし、InstagramやTwitterのようにスワイプして一瞬で人が通り過ぎるようなSNSよりも、きっとnoteなら手を留めて読んでくれる方がいるのではないかと思うからです。

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