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タバコをやめられない本当の理由。

こんにちは。お久しぶりです。

前回からの約一か月で、世の中が一気に春めいたように感じるタカオカモトです。

先日、東京在住の兄とレンタルサイクルに乗って旅をしながら、「もう春だね」「たしかに」という素っ気ない会話を何回繰り返したのかわからないほどです。


そんな中、ふと自分が"最近していないこと"を考えていたら

「そういえばタバコを一本も吸っていない」ことに気が付きました。


いやお前吸ってたのかよ!とよく意外がられるんですが、タバコに対する嫌悪感はまったくない(マナーは別。)ので、抵抗もなくたまーに吸うんですよね。

習字の墨とかお香と同じくらい、タバコの匂いで落ち着くこともあります。


ただ、当たり前ですがタバコに対する考え方って人によって違いますよね。「タバコでリフレッシュする派」と「百害あって一利なし派」みたいに、かなり白黒はっきり分かれるんじゃないかと思います。

特にこの場合、後者は

中毒性があるから、やめられなくなるんじゃ?

とか、

そもそもタバコのニオイがちょっと、、、

など、かなり強い負の感情を抱いてるんじゃないでしょうか。


実際に、普段からタバコを吸っている人を見ていると、「タバコがないことがストレスにつながる」という、もはやそれなしでは生きられない身体なんじゃないか、と感じてしまうことがあります。


こんなことを考えているうちに、僕はある疑問を抱きました。

タバコをやめられないのは、本当にタバコのせいか?


タバコって文字を人生でこれ以上ないくらい見ている方、

僕も同じなので安心してください。笑


話を戻すと、僕が伝えたいのは

「タバコをやめようと思ってもやめられない原因は、主にタバコじゃなく、人間側の行動プロセスにあるんじゃないか」

というものです。

そりゃそうだ!と言われれてしまいそうなんですが、僕が考えたのは下の2つの要因。

①タバコを一本単位じゃなく1箱単位で店頭に置く販売戦略

②タバコを1箱買っている時点で、もうすでに次の1箱を買っている


まず①の方。

コンビニのレジの棚とかにタバコの箱がずらりと並んでる様子は誰しもが目にすると思うんですが、当たり前な話、タバコって1箱単位でしか売られてないんですよね。

1箱に最低でも10本から、たいていは20本のタバコがまとめて売られています。

それが箱を開けると隙間なくずらりと詰め込まれているんですが、吸うとだんだん隙間が空いていきます。ここでたいてい、タバコを吸う人は

「何本吸って残りは何本なんて、いちいち数えてない」

んですよね。

タバコってすぐ灰になってしまうので、次のタバコを取り出して吸う、取り出して吸うをくり返していると、初めはあんなにあったタバコはあっという間になくなってしまいます。

なくなったからまた次を買う、という思考が定着するとタバコを携帯することはもはやひとつの日常となり、いつの間にかやめられなくなる、というオチです。

箱の一つ一つに銘柄ごとのデザインが施してあるので、そのファンとなって愛着をもつようになった、という人もいるかもしれません。



長くなりましたが、次に②の方。

「もうすでに次のひと箱を買っている」とはどういうことかというと、

人は、一度買ったことのあるものしか買わない


という行動の"癖"のことを言っています。

①にもあった、「なくなったからまた次を買う」の部分ですね。


もちろん、例外(家など大きな買い物)もあるとは思いますが、

たとえばペットボトルのお茶を一本買って飲み干した後、次にもう一本買うのって抵抗がないと思いませんか?

おそらくですが、タバコにも同じことが言えて、吸うか吸わないかの分かれ道は「タバコを買ったことがあるかないか」という点なんじゃないか、と僕は思います。

もちろん年齢制限があるタバコと害のないお茶は同列に語られるべきではないのかもしれません。

ただ、

読書が好きな人の本棚には複数本が並んでいますし、

何かをコレクションするのが趣味だと言う方も、最初の購入がきっかけで「もっと集めたくなった」と感じたのではないでしょうか。


最後になりますが、この行動の癖を理解し、自分自身をコントロールすることができれば、

行動を習慣化する・もしくは悪習慣を改善することが、簡単になる


のではないか、と思っています。


自分の癖を見抜けると、自分自身に対して

もっと理解が深まって愛着がわきますしね。


あえて普段とはちがう行動を起こしてみることで、今まで知らなかった自分の趣味を探してみるのもいいんじゃないでしょうか。

僕もこれをきっかけに、何かはじめてみようかなーと思います。


以上、"タバコを辞められない本当の理由は、人間の行動の癖にあった"でした。


お読みいただき、ありがとうございました。

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