【モノを磨く時間が好き】黒縁メガネのフレームが白く変色したのを磨いてみた
私はモノを磨く時間が好きだ。
単純作業をスタートすると、たちまち脳が「ヒマじゃ~!」と言い始めて、考えなくても良いことをあれこれ考え始める。
例えば1秒たりとも考える必要のない大嫌いな人物のことや、腹が立った出来事、悔しい思いをした場面など…次々に去来して頭を支配しようとする。
しかし、研磨作業が進んでいくと、だんだんこれらの雑念は薄れて文字通り「無心」の状態になる。これによってなんだか悩みに打ち勝ったような気持ちになるのが好きなのだが…共感して下さる方がいるかどうか分からない。
今回磨いてみたのは、角ばったデザインの黒縁メガネ。購入して11年になる。当時の私には「とても良いもの」で、レンズを交換して大切に使ってきた。
しかしよく見ると汚い。ブリッジや弦が白く変色してしまっている。
皮脂がフレームに付着して固まったものだそうで(ギャーきちゃない!)、黒縁は特に目立ちやすい。
ちょっとやそっとでは取れそうもないので、プラモデル製作の道具を駆使して磨いてみよう!
まずはバラしてみた。金具の裏にも10年分の錆が!
600番のサンドペーパーから800番→1000番→1200番→コンパウンド(3000番)→仕上げ用コンパウンドの順で磨いてみる。
作業中、レンズを傷つけてはいけないので無理やり外したが、ド素人がメガネのレンズを外したり入れたりするのは破損の恐れがあり、危険なのであまりオススメしない。
滑らかツルツル!元々ピカピカに光沢のあるメガネではなかったので、仕上げ用コンパウンドで充分だ。
弦の金具も磨いて元通りに組み立てれば「新品みたい」…とまでいかずとも清潔感が随分上がったように見える。
このように自分でもある程度綺麗にできるが、ちょっと心配だと言う方はメガネ店で「フレーム磨き」をしてもらえるそう。愛着のある1本を蘇らせてみては?