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V・ファーレン長崎と私
Jリーグの企画 「 #J2推し with Jリーグ」に応募しています。
#J2推し だと?別にJ2を推しているわけではない。今、V・ファーレン長崎がいるカテゴリーがたまたまJ2というだけだ。だがそこは毎年、世界中みても珍しいほどの混戦となるのだよ。相手が自分達より上位のチームであっても普通に勝つチャンスがあり、下位のチームであってもあっさり負けたりする。毎年毎年、今年こそ昇格するのではと思ってし
『最強のスポーツクラブ経営バイブル』を読んで
はじめに
Bリーグチェアマンで元千葉ジェッツ社長の島田慎二さんの著書『最強のスポーツクラブ経営バイブル』を読んだ。
現在、Bリーグは島田さん、Jリーグは野々村さんと、クラブの経営を経験したことがある人がリーグのトップになっている。私はこの現象を好ましいと思う。なぜならリーグとチームの利益はどうしても相反するからだ。そのことを理解した上でチームの事情が本当にわかっている人がリーグのトップだと、全
本を書いてよかったなと思ったこと
「本を書いてよかったな」とたまに思うことがある。実際に執筆にはとても時間がかかるし、どうだろう、たぶんまるまる1年くらいはかかったのではないだろうか。仕事をしながら書くと、執筆時間は平日の夜だったり土日だったりとなる。その分、自由時間が減る。ただその時間をとってさえあまりある効果があった。頭の中に無数にあった自分の考えが、それまで点在していたのに一定の塊でまとまったり、自分の仕事の軌跡が形として残
もっとみるスポーツリーグにおける開放型と閉鎖型
ヨーロッパスーパーリーグ(ESL)構想がわずか1週間程度で崩壊したのは驚きだった。これをきっかけに、今日は開放型と閉鎖型という話をしたい。
スポーツビジネスを日夜考えている身からすると、ESL自体はそんなに突拍子もないアイデアではないし、日本でもJリーグの上位クラブによるプレミアリーグ化は議論されて然るべきだと思っている。(良い悪いは別として)
それが今回は発表されるや否や、あっという間に様々
スポーツビジネスに進むきっかけ(その3)
前回は私がスポーツビジネスに進むきっかけとなった事柄の1つ目について書きました。(きっかけは全部で2つあります。そしてそれが不連続でつながっています...)
今回は2つ目の事柄について書きます。今度は結論から。きっかけの2つ目は、
「海外出張中のトランジットで偶然あるニュースを見たこと」
トーメンからトヨタへ2003年に慶應ビジネススクールを卒業した私は、派遣元であるトーメンに戻りました。繊
スポーツビジネスに進むきっかけ(その2)
前回は私がスポーツビジネスに進むきっかけとなった事柄の1つ目について途中まで書きました。(きっかけは全部で2つあります。そしてそれが不連続でつながっています...)
今回はその1つ目のきっかけの続きになります。
Jリーグクラブへのインタビュー慶応ビジネススクールの修士論文でスポーツビジネスについて何か書こう思った私は、Jリーグが開幕して(1993年)からもうすぐ10年が経つことに思い至りました
スポーツビジネスに進むきっかけ(その1)
自己紹介のあと何を書こうかな。いろいろ考えたけど、これまでによく受けた質問についてまずは書いていこうと思います。頭の中の整理も兼ねて。
最初はこれ。
「森さんがスポーツビジネスに進むきっかけは何だったんですか?」
よく聞かれます。長めのインタビューではほぼ毎回聞かれます。経歴がいろんな競技を股にかけていて珍しいからでしょう。最近も顧問をしている卓球Tリーグ「T.T彩たま」の選手から聞かれまし