251系電車の思い出
なかなか、関西に住んでいると、関東の電車に乗る機会には恵まれません。
2020年3月のダイヤ改正で引退することが決まっている251系には一度だけ乗車したことがあります。
この車両は、バブル期絶頂の1990年の登場でグリーン車はハイデッカー構造の車両で特に、下り方先頭車は運転席越しにパノラマが利くタイプです。東京・池袋ー伊豆急下田を特急「スーパービュー踊り子」として約30年間運転されてきました。豪華な車両であることから、185系踊り子などとは異なる料金体系でJR線内はA特急料金適用で、なおかつ自由席も設定されないという高級な列車のイメージでした。そのため、私はなかなか乗る機会がありませんでした。
この列車に乗車できたのは、実は小田原始発の快速「おはようライナー26号」でのことです。これなら、特急料金も不要でグリーン車も乗車整理券を必要とせずに普通列車用のグリーン券のみで乗車できるということで、横3列の(後ろ)パノラマを楽しんできた次第です。
狙いは定めたのですが、小田原に早朝に到着する必要があったのですがここは関西から夜行バスで本厚木へ、そして小田急線で小田原へ向かいました。
「おはようライナー」はホント魅力がたっぷりの列車です。いきなり、東海道貨物線に入り東海道旅客線を走る普通列車をごぼう抜きにしてしまいます。戸塚付近からトンネルに入り、横浜市内はトンネルでやり過ごします。羽沢貨物駅付近でいったん地上に出ます。そこから、トンネルで鶴見のほうへ抜け湘南新宿ラインと合流するルートをたどります。
豪華な車内とともに経由する路線のルートも堪能できる楽しい旅でした。