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お受験の可能性が出てきた
最近、外は青空だ。
雨が降らなくて、逆に大丈夫かと心配になる。
農家の野菜袋詰めパートをしていたことがあるからなおのこと。
天気がいいとはいえ、今日は寒い。
本当に寒い。
昼時はエアコンを切っていても平気だったのに、今日は一日中つけっぱなしになりそうだ。
夫に買ってもらった可愛いオレンジのスリッパがないと、フローリングの上も満足に歩けない冷たさ。
突然、本物の冬が来たと思った。
突然。
突然といえば、夫の会社がリモートをやめるらしい。
社長はずっとリモートって言ってたのに、嘘つき。
退職するまでずっと在宅勤務のつもりで越してきたこの家ともお別れへのカウントダウンが始まってしまった。
とはいえ、まずは週に1日の出社から始まり、段階的に出社を増やしていくと説明があったようだ。
だからって許せるわけじゃないけど。
週1日の間は今の家で頑張ると夫は言っているが、通勤は疲れるはずだ。
いつ「無理!」となってもいいように、引っ越す地域くらい今のうちから絞っておきたい。
その候補地に、国立大学の教育学部附属の幼稚園、小学校、中学校の学区が上がり、標題の件に至る。
大学附属の幼稚園や小学校ってどうなんだろう。
私の地元にも存在していたが、遠すぎたので候補に入りもしなかった。
高校受験の時に、附属の中学校があることを知ったくらいの鈍さ。
試験もあるが、特に幼稚園の方は抽選らしい。
試験に合格できたら抽選に出られるみたいな。
なんじゃそりゃ、と思わないでもない。
せっかく頑張っても結局運頼り。
それはちょっと理不尽にも思える。
が、「受験」があると、試験なしに通える公立の学校より環境が良い気がしてしまうのが本心である。
私も夫も、地元の公立小学校と中学校に通って、それはそれは楽しくない児童生活と学生生活を送ったのだ。
娘には、楽しい学校に通って欲しいと思ってしまう。
勉強が好きだったり得意だったりすると、いじめられたりする環境で肩身が狭かった。
それを回避したいが、娘が勉強が好きか得意かまだわからない。
頭はいいと思う。
親が昼寝をしている間に自分の食事用の椅子を移動させて高い棚の上を物色する知恵はある。
高めの椅子によじ登る身体能力もある。
中学校までエスカレーター式で大丈夫なのかなんて思ったが、よくよく考えれば公立であれば中学までエスカレーターである。
エスカレーターの使い方さえ間違っていなければ。
高校も大学も受験が必要なのは私と夫には常識であり、デメリットにはならない。
私たちは受験を避けたいのではなく、なるべく良い環境が欲しいのである。
それが、その国立大学の附属の幼稚園、小学校にある気がしてしまう。
そんなことを考え出したが、引っ越しの候補地としては会社のオフィスからは遠い方になるのでどこまで実現性があるのかは未知数だ。
ただ、住所のせいで諦めていた選択肢が突如現れて驚いているし、ちょっと色めき立っているのだ。
そんなそわそわを誰かに伝えたくて、筆を取った今日なのだった。
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