イソップ寓話から始まる書
島根県邑南町の役所勤務の寺本氏と
「里山資本主義」などの著者でもある藻谷氏の対談。
これを読みながら、ふと隣町(東川町)のことを思いながら読んでいた
この邑南町のように都会から脱出して起業して、若者も増えて、子供は中学校まで医療費無料、先日聞いたばかりだった。
先日立ち寄った花火大会でも、どう見ても地元ではない人たちが多かった。
子どももたくさん走りまくっていた。
この邑南町は、いまどき少子化と騒ぐ中、若者のリターンもあり出生率も国の基準よりも高い。
東京は確かに魅力的ではあるけれど、住むところではないよな、と昔から思っていた(関東北部出身)
電車のなかで、あんなに押し込められて、毎日通勤する人たち、
電車から流れ出る人の波、圧迫される感じ、
災害がありようものなら、家に帰ることも出来ない、
これから起きると予想される、大きな地震。
田舎に住んでいたころは、近所のおばちゃんたちがうるさかったけど、夏になるとたくさんの野菜を分けてくれた、ホタルもいた、祭りには騒いで楽しみもあった。
東京には住んだことはないが憧れていた時期もあった、
東京で素敵なレストランに入ると、それはそれで幸せなような気もした。
東京の美術館に作品を展示してもらって、浮かれていたこともあった。
あのころは何もわかっていなかったんだ。
今もそんなにわかっちゃいないけど、
エアコンの室外機の温風が吹いている風じゃなくって
緑のなかを流れてくる風の中で生きていきたい。