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神様の裏の顔 藤崎 翔
温厚でたくさんの人を愛した、坪井先生が逝去された。
葬儀の模様を、事細かに描写されている、涙する人の数々
どれだけこの先生が人に尽くしてきたかを感じ取れる。
しかし!!!
そこには不可解な事件の数々が、思い起こされ、そこに関与していた人が、葬儀中であるというのに、先生が白なのか黒なのかを語り合う。
坪井先生は、潔白だったが、そこでは終わらないのが
深みのあるミステリーと感じるところだ。
素晴らしい教師の家庭の中にある、悩み深き娘が、いかに苦しんでいたか。
私の中で、後半の数ページが、強烈に突き刺さり、こういったミステリーの組み立て方もあるのかと、読み終えて感じるのであった。