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光る君へのかなふみ(第39話)
こんなことって…見終わって呆然とした悲しさの中にいました。
私は紫式部についての史実をほとんど知らなくて、このドラマ「光る君へ」を通して知っていくことがほとんどです。
だから、惟規さんがこんなにも早くに亡くなってしまうなんて、知りませんでした。
前回の予告で、悲しいことが起こることは予想してたけど…みんなの泣いている姿があったから。
でも、こんな…昇進というおめでたいことがあった後で突き落とす
光る君へのかなふみ(第38話)
今回の38話のタイトルは「まぶしき闇」
まさしく、心の中の闇が浮かび上がり、闇なはずなのにその思いの強さ、情念が眩しいばかりに輝いているようでした。
まぶしい、闇。
矛盾するとも言えるその有り様がとてもしっくりくる回でした。
冒頭は先週の続き、ききょうさんの登場からでした。
やっと、ききょうさんの「源氏物語」の感想が聞けた。
だけどその率直で、ききょうさんならではの感想は、視聴者の中には不快に思
光る君へのかなふみ(第37話)
うれしい気持ちと、困惑する気持ち、そして悲しい気持ちが混ざるように波紋を広げていくような37話でした。
まず、うれしい気持ち。
彰子さまが敦成親王を出産されて、ますます穏やかに美しくなられている姿。
敦成親王を見つめて幸せそうに微笑んでいる姿。
心からよかった〜と思いました。
彰子さまの好きな空色を用いた十二単衣をお召しになり、自分の意思をしっかり表へと表す姿はキラキラと輝く自信に彩られているよ
光る君へのかなふみ(第36話)
彰子さまの表情が目に見えて明るく、そして愛らしい笑顔が自然とそこかしこに溢れているような36話でした。
彰子さまの何が好きって、私はその純粋さが好きです。
敦康親王を真心を持って大切に思い続ける思いも
帝の好きな漢籍を自分も学んで少しでもそのお心を理解したい、と願う心持ちも
すごく、すごく、彰子さまの彰子さまらしさが表れているなぁって、そのお心の嘘のない真っ直ぐさが好きです。
敦康親王と彰子
光る君へのかなふみ(第35話)
前回、彰子さまが「若紫」の帖を読んだら何を感じ、どんなことを思うだろう…と、その胸の内をお聞きしたいと感想を書きました。
幼い頃に自分の意思から離れた所で、ご自身の身の上が決められてしまったお2人、彰子さまと紫の上が重なるように思えたからでした。
今回、そのお気持ちが聞けた。
「光る君に引き取られて育てられる娘は私のようであった」
彰子さまもそう思ったんだな…って。
こういう気持ち、物語の登場人
光る君へのかなふみ(第34話)
今回の「光る君へ」も良かったですね。
子供の頃のあの、まひろちゃんと三郎との出会いの場面。
「源氏物語」を読んだことのある人なら、すぐに紫の上と光源氏の出会いの場面へのオマージュだって気がつきましたよね。
今回、このまひろちゃんにとっての大切な思い出が、紫の上と光源氏の物語となって新しく誕生しましたね。
その瞬間に立ち合えましたね!
こうして作家の方々は、自分の中の大切な特別な場所にしまってあっ
光る君へのかなふみ(第33話)
今回、個人的にすごく好きな回でした。
女房の人たちの生活を映像として見れたことがすごく楽しかったです。
藤壺ってこうなってるのか〜!とか
寝る時はあんなふうに几帳で簡単に仕切られた個室ふうになってるんだ〜!とか
女房方のお役目、お仕事の様子が映像として見れたこととか!
まひろちゃんに用意された局の書物する机が機能的になってる様とか!
いろいろ、いろいろ目が釘付けでした。
そして、彰子さま。
敦
光る君へのかなふみ(第32話)
先週ついに「源氏物語」が誕生した「光る君へ」
今回もいろんなことがありました。
まだこんなにも幼い賢子ちゃんを置いていってしまうの?となったり。
一条天皇を苦しめる幾度となく繰り返される火災(放火…)があったり。
今のたおやかに凛とした赤染衛門さんに至るまでに、様々な苦しみを経験して、そして程よく手放されてきたんだなぁ…としみじみしたり。
惟規くんの相変わらずの良い感じに気の抜けた物言いと
光る君へのかなふみ(第31話)
2週間ぶりの「光る君へ」でしたね。
ついに「源氏物語」の誕生でした。
あの有名な「桐壺」の冒頭の部分
「いづれの御時にか」
この言葉が、紙の上を滑らかに流れるように書き上げられていく様に胸がいっぱいになります。
「源氏物語」を途中で挫折している私でさえこういう気持ちになるんだから「源氏物語」を心底愛している方々の想いは如何程だろう…と、そのことにもうるうるしながら見てました。
綺麗な色とりどり
光る君へのかなふみ(第30話)
今回もあっという間の45分間でした!
前回の29話、宣孝さんが亡くなられて3年が過ぎた30話の今回。
賢子ちゃんもすくすくと大きく可愛く育って、小さな手で為時お爺さまとおはじきをする姿にきゅんっとしてました。可愛かったですよね!
…だけど、まひろちゃんとはちょっとギクシャクしてて…
賢子ちゃんのお母さんともっと遊びたい気持ち、自分にわかりやすく注意が向かない寂しい気持ち。
(でも、火は危ないか
光る君へのかなふみ(第29話)
清少納言の「枕」がついに草子となりました。
一条天皇に献上された草子の美しい姿に、あぁ、これが「枕草子」なんだ…って胸がいっぱいに。
表紙が薄い緑、水色、生成りと色違いの3冊で、模様も描かれていて素敵でしたよね。
「枕草子」はこういう装丁をされていたんだ…って、初めて知ることができました。
今回も、あらためて映像としてこの「枕草子」の姿を見せてもらえるという貴重な機会に恵まれて本当にうれしかった
光る君へのかなふみ(第28話)
わかっていたけど、御子をお産みになって、そして、定子さまがお亡くなりになることは史実としてわかっていたけど、でも、やっぱりとても苦しい場面でした。
定子さまの運命を思うと、歯車が少しづつずれていって、いつの間にか、この寂しさの漂う片隅に来てしまったように思えて…胸を掻きむしられるような哀しみにどうしていいのかわからなくなります。
ただ、お亡くなりになる少し前、清少納言との穏やかな思いやりが満ちる
光る君へのかなふみ(第27話)
今回の「光る君へ」びっくりしましたよね…
これって「源氏物語」へのオマージュなのかな?
まるで光源氏と藤壺みたいで…まさか、お子さんが…とは…
先週のラスト、石山寺で道長さんが表れた時も、えぇ!?ってのけぞったけど、今週の冒頭で普通に何事もなかったように2人で語らいながら歩いていて…「んん?」と思っていたらあの展開…
本当、びっくりしました。
でも、道長さん不誠実じゃないですか?
宣孝さんが、
光る君へのかなふみ(第26話)
前回見た予告での彰子さまの場面、入内ではなくて裳着の儀式の場面だったんですね。
ちょうど冲方丁さんのご著書で彰子さまの物語である「月と日の后」の上巻を読んだばかりで、裳着のシーンもあったんです。
今回、見たことのない平安時代の儀式を実際に映像として見ることができて、うれしかったです。
寝殿造りや御簾越しに見える人の様子や十二単や束帯などの着物の捌き方、身のこなし方など、文字だけではどうしても理解