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読書感想文:郵便的不安たち♯
郵便的不安たち 東 浩紀 著
1999年初版発行で、2002年文庫化で、発行された当時はサブカルチャーがどうとか、ポストモダンがどうとか、割と話題になった本だったように思う。
話題になったからなのか、平積みしてあったからなのか、とりあえず、面白そうだと思って買ったものの、何度か挑戦したうちのすべてを私は敗退した。
読めないのだ。
それも文章の内容というような当たり前の部分ではなくて、既にレイアウトで。
私はそれなりに本を読むほうであるような気がするが、レイアウト上の、私が買った文庫のめくる部分にある縞々がすごく苛々して、文字を集中して追うことが出来ず、何度でも本を床に置いた。
サブカルチャーを苛々感で現すなら、それは見事に成功している。
部分を拾い読みして感じた感想は、「多くのことを言っているが、何も言ってはいない。」というもので、今後も挑戦し続けては、床に置くような気がする。
これも、時代の一冊のうちのひとつだ。
(2008/11 好きでなかった本の話はあげまいかと思ったが、2008年当時もそれもまた結果と思って残したのだろう。読書、サブカルチャーとジャンルで括られることも多いが、その中にこそ相容れないものはあるのかもしれない)
Amazonで探したがトップに出てきたのがβだったのでこれを貼っておく。
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