ZINE、部数のはなし
こんにちは、たかなみ書店です。
文学フリマ札幌9より販売を開始した、旅行エッセイZINE『どういうわけかドタバタ旅』を増刷します!
9月22日、文フリ札幌で販売を開始して、増刷をかけたのは10月8日。かなり好調です。
第二刷が完成するまで2週間かかります。初版はあと3冊だけ残っています!下記リンクより詳細ご覧いただけます。お早めにどうぞ。
さて、部数についての話などしてみようと思います。
初版部数の決めかた
文フリに初出店するとき、アカウントを作ったばかりで、SNSのフォロワーはほとんどいませんでした。刷るべき冊数がまるでわからず。
文フリに出店した先輩がたのブログを読みまくり、わたしなら10~30部売れたら御の字かな、とざっくり目安を立てました。現実的には10部くらいか?と思うけど、印刷代が黒字になる30部まで出たら相当嬉しい。
通販ぶんも確保したいところ。通販は10冊以上は見込めるんじゃないか、という算段があったので、だとすると40部。
自分用の予備、文フリの見本誌、献本なども含むと、50部ぐらいかなと思いました。
ここまですべて机上の空論というか、希望的観測にもとづく数字ではあります。背伸びした目標の気もしましたが、ここは強気で50部に。
実際の売れ行き
どのくらいのフォロワー数や宣伝方法で、実際に何部売れたのか、の話を具体的にします。
現時点での売れ行きの内訳は、
ちなみに、文学フリマ出店時点でのSNSフォロワーは、
よくこれで売れたな、というぐらいに少ない。
実際、Twitterをフォローして買いにきてくださったであろう方は3人ぐらいでした。Instagramとnoteはゼロかな。
文フリでの圧倒的に多かった購入理由は、
この3つでした。
「#文学フリマ札幌」のハッシュタグをつけて頻繁にツイートをしていたのが功を奏し、フォロー外の方にも届いたよう。「装丁がかわいくて気になって来た」という方が多くてたいへん嬉しかったです。
見本誌コーナーのかなり目立つところに見本誌を置いてきたので、立ち読みして気に入って買ってくださる方も多かったです。置く場所も大事だな、と思いました。
ブースの前を通りがかり、ポスターなどに興味を持ってくれた方には、無料配布のポストカード(試し読みつき)や見本の立ち読みを勧めるようにしました。
見本を読んでそのまま買ってくださったり、ポストカードを読んでまた戻ってきてくださったり。これもそれなりに効果があったと思います。
このように文学フリマに持っていった30冊+見本誌2冊=32冊を売ることができました(ちなみに見本誌は、使用感があるため両親に売りました)。
完売後ブースに来てくださった方の数から考えて、あともう2冊くらいなら売れたかな、と思いました。30部では少なかったけど40部持って行っていたら多かったかな。
1冊1000円と安くはないので、10冊出たらいいほうかな……と思っていましたが、宣伝が思いのほかうまくいった気がします。
通販の15冊に関しては、匿名配送のため、自己申告がない限り誰がどのように買ってくださったのかはわかりません。
以前から応援してくれている友達が圧倒的に多く、たかなみ書店のSNSのフォロワーなどの利用は少ないのかな?と思っています。自分も買いました!とこっそり教えてくれたらとても嬉しいです。
今後の見通し
またしても強気で、50冊の増刷をかけました。
こんなに売れるかな……とは思いますが、売れるかな、じゃなくて、売るんです。
たかなみ書店はオンライン書店の開業を目指しています。自分の本すら売れないでひとの本が売れるものか、と思うので、勉強として頑張ります。
今月イベント(もうすぐ宣伝します!)の出店があるのと、来年の文学フリマ京都に出られたらいいな……(こっちは抽選待ちです)という思いを込めて。書店への委託などもしたいです。
どうか引き続きよろしくお願いいたします!
たかなみ書店