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お題があれば短歌は詠める10月(18首)

創作ハードルを下げるために、破調、句またがり、自由律が多めです。
温かい目でご覧ください。


秋の空 今日のぼくらの人生はキラキラだからカラカラはだめ

急がなきゃ。
角であなたにぶつかる日を夢見てるの。
きっとないのに。

酔ってない。オール明けでもぜんぜん酔ってないんだから。
「にほんしゅください」

団子より花見といえばBBQだよね
ねえねえそっち焦げてる

星空を見た「君の夢はなあに?」とハチ公に問われてもう十年経った

ねむくない、ねむい、ねむいね、ねむくない昼は眠いけど夜は眠れない

夕立が全部流してくれるから貴方の愛も私の愛も

ベッドの中 スヌーズのアラーム 今日は憂鬱 雨は止まない

友だちの嘘は許す。でも恋人の裏切りだから許さないよ。

カリンバの響かせ夏草の公園に吹く水浴びの声

街に出て思い出さなくなりました
庭にもあった落葉きのこ

暗闇の闇が濃ければ濃いほどに輝いてくるアカルイミライ

ヘッドフォンチルドレン
僕は上手にこの真っ暗な世界を歩く

柿ひとつ秋の味覚をカゴにいれグッバイ諭吉 夕日が暮れる

流水階段(カスケード)秋雨前線来たら私も落ち葉みたいに詰まる

冬香る 長く感じるあと5分 強い風吹く人気ない駅

「泣かない」と言い張るきみの一粒をぼくがずっと隠してあげる

ぼくジャック・オ・ランタンだし、仮装しないし、パイも食べない

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