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他人の資本で起業・会社経営に携わる際、株を持たない雇われ経営者は必ず意識しておくべきこと【レペゼン地球の気持ち】

私はとあるWeb制作会社で、取締役として、創業から経営に携わってきました。今年で12期目となり、起業から10年後に生き残る企業の、数パーセントになんとかしがみついています。

自社の株は持っていません。
雇われ社長のような形で、社会保険の手続きとか税金などの支払い以外のすべての業務をひとりで管理しています。

2021年6月現在、レペゼン地球のDJ社長の動画が話題となりました。

私も資本金を出していないし、株を持っていません。

しかし、すべて一人で会社の表に立ち、従業員を率いて今までやってきたという自負はあります。この動画でDJ社長が言っている気持ちの部分に関しては、すごく共感できます。

気持ちの部分は共感できますが、やはり株を持っていない以上、経営者とか役員なんて言っても、所詮は雇われの身です。

10年以上もやっていると、最初に意気投合した方と始めた会社であっても、創業当時とは経営の状況もモチベーションもかなり変わってきます。
そういうつもりではなかった、とか、言ってること違うじゃん、みたいなことは山ほど出てきます。
(起業でなくても、仕事をしていればよくある話です)

色々と思うことはありますが、何だかんだで、10年間やってきました。
社長というNo.1の立ち位置でなく、取締役No.2として実際に会社を動かしていく中で、おそらくNo.2にしか分からない葛藤というものがあります。

この記事では、10年間の経験を通じて、これからもし、「一緒に起業しない?」と誘われて、株を持たず社長でもなく、取締役などのNo.2以下として会社経営に携わる際の、心構えを書いてみました。

うまく会社を運営していく経営ノウハウとかではありません。
社長の右腕として、共同経営者としうて、経営に携わる際のメンタル面の変化とか、色々感じたり思ったりしたことです。

Web制作会社の話ではありますが、「一緒に起業しない?金出すからさ!」なんて話があったら、現在進行形で打診されているような方には、参考になるかと思います。

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