もしも会社の起業に携わるなら「人は変わるものだ」と思っておいた方が良い
僕は2009年に立ち上げたWeb制作会社で、取締役として働いています。
立ち上げから2020年現在までの経緯は別の記事にまとめていますが、今回は創業メンバーが辞めてしまうという現象について少し書いてみたいと思います。
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色々な経営者の方の書いた本を読んでいると、創業メンバーが社長に反発して辞めてしまうという現象は少なくないようです。
「あの人は変わってしまった・・」
「創業当時はあんな人ではなかった・・」
辞めないにしても、社長との距離が近い人と、そんなことを言う人を何人か見てきました。
私の会社も、創業メンバー4名のうち、残ったのはオーナー社長と私の経営陣のみとなりました。
オーナー社長も、会社には数年前から来なくなり、会社の運営に現場で携わっているは創業メンバーでいうと私独りです。
創業メンバーが辞めてしまう理由として多いのは、会社の規模が大きくなるにつれて、社長や上司が変わってしまったという理由です。
具体的に言うと、最初はサークルのようなノリで仲良くやっていたのに、売上重視に変わってしまった、今までのような風通しの良い雰囲気がなくなってしまった、などです。
創業メンバーというのは、求人で集めた人材とも異なり、サークルというか趣味の仲間みたいな感じで、社長も含めたメンバー間の距離感がかなり近い場合が多いです。
意気投合して集まったメンバーであれば、友達みたいな感覚もあるでしょう。
しかし、会社というのは利益を追求していくための組織なので、売上という現実を見ないわけにはいきません。
最初は意気投合して、この人となら面白いことが出来そうだ、と着いて行っても、現実として売上や組織、事業の拡大ということを意識すると、社長も創業当初のように「一緒にがんばろう!」みたいな雰囲気ではなくなってきます。
社長というのは、社員からは見えない経営の責任を持っているので、徐々に現実にプレッシャーを感じるようになってきます。
組織が大きくなり、ビジネスの規模が変わってくると、社長の動きや考え方も変わってきます。
おそらく、そのプレッシャーや責任は、創業メンバーには分からないのかもしれません。
そういった、会社経営の責任やプレッシャーなどから、もしかしたら人が変わってしまったようにも映るでしょうし、実際に変わってきてしまう人もいます。
逆に会社がうまく回り始めて、変わってしまう人もいます。
社員が増えてくると、創業メンバーだけに目を向けられていたものが、他の社員も見ないといけなくなってくるので、社長がひとりひとりの社員に関わる濃度も薄くなってきます。
この人と一緒なら、和気あいあいと楽しく仕事が出来そうだ、と思っていた社員にとってみると、こういった変化が、段々とストレスになってくるのです。
裏切られたのではなくて、人は変わるものだと思った方が良い。
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