命がけの脱出ゲームはしたくない「CUBE 一度入ったら、最後」
映画の感想と過去に参加したことのある脱出ゲームについて。
非日常な体験をすると、普段は見えない性格が顔を出すことがある。
映画「CUBE 一度入ったら、最後」
ずっと気になっていた作品。かなり前だけど、ひろゆき氏が「CUBE1」がおもしろいとおすすめしたような。
カナダ映画でけっこう古い映画なのでプライムビデオでは配信されてなかったんだっけな(曖昧)。
数年前に日本版が公開されていたので今回観てみた。日本版は軽く調べるだけでも評判はイマイチだったけど、原作がおもしろいとこういう評価になりがちよね。
いろいろと疑問は残るけど、十分おもしろかった。
目が覚めると立方体の部屋にいて、まったく関係のない人たちが集められている。ここがどこで、なぜここにいるのか誰も分からない。立方体の部屋を移動することはできるが、中には殺人トラップがあり、あっさり殺されてしまう。脱出に向けて協力していく、というお話。
単なる脱出ゲームというよりも、”極限状態になったときに人はどう振舞うのか?”に注目したくなる作品だった。
知らない人同士だし、誰も見てないし、法が適用するかどうかも分からない状況で、自分が死ぬくらいなら相手を殺そうと思うのも不思議ではない。
ただ、誰が何のために立方体に人を閉じ込めて命がけの脱出ゲームを仕掛けているのかがさっぱり分からなかった。
一人、組織側の人間がいたのは分かったけど、目的までは不明。永遠に人を集めて脱出ゲームさせているみたいだし。ちょっとすっきりしない感あり。
脱出ゲームにハマった時期もあった
もう10年くらい前かな、SCRAP社の脱出ゲームにハマって同僚たちと何度か通っていた。どんどん人気が高まっていた時期で、全然予約が取れなくなってしまったので徐々に熱が冷めてしまったはず。
アニメとコラボした大型のイベント数回と、常設店舗に1回。
特に常設店舗でのゲームが初参加だったので衝撃だったなあ。
2,3人で行ったんだけど、別のグループに分けられるのよ。初めましての人たちとグループになって謎を解かなければいけなくて、緊張感漂う中うまくいくのが難しい状況だった。これも狙いだったんだろうな。成功率が低い理由のひとつはこのランダムなグループ分けだと思う。
大型イベントでもランダムなチーム決めがあったんだけど、会場が広く、グループの人数も多くてあちこち駆け回る必要もあった。
そこで自然とリーダーの振る舞いをする人もいれば、動き回るポジションになる人も出てきたりと、”優劣”っぽいものが生まれてきた。
リーダー系の人がおいしい謎解き部分をすべて担って、他の人は謎を解く材料探しに走る、、みたいな。
これもちょっと不完全燃焼だったなあ。
ちょっとした非日常な体験。命の危険がある状況ではないから、大きなケンカに発展することはないけれど、若干ギスギスしたグループもあると思う。
自分がCUBEの中に閉じ込められたらどういう面が出るんだろう。見てみたい気もするけど、そんな状況で生き残れる自信がないから見たくないか。
ただひとつ、もしそういう環境に置かれたとしても取り乱したり大声を出したりすることはしないぞ、と決めている。
そういうキャラは真っ先に死ぬし、その後必ずトラブルの原因になるからね。笑
そういうときほど落ち着いて理解しようと心がけようと思う(心配しなくてもそんな状況にはならないと思う)。