悩みと感性
深夜ですが、どうしても今日書きたかったのでnoteをば。
今日は診療の日でした。
いつも最後に来る、感性の豊かな軽度知的障害の女子高生。
学校で不適応を起こしたり、暴れたり、なんやかんや、そんなここ1.2年でした。
今日は落ち着いていて、いろんなことを話してくれました。
そんな中でふっと出た一言。
「辛いことがあるから幸せを感じるんじゃないかと最近思う」
「白黒の世界に行きたい。朝起きて、その日の色がある。色があることによって気持ちが変わる。そういうのがなかったら気持ちがブレない気がする。自分が自分に振り回されてる気がする」
思わずお母さんと顔を見合わせて、「深っ!」とハモってしまいました。
どうですか、小手先で生きてる世間の乾いた大人たちよ。
僕ら以上にちゃんと考えて悩んでますよ、彼女。
もともと内面世界が豊かで、周りのサポートにも恵まれて、気持ちを言語化する手助けも継続的に(お母さんや担任から)受けてきたからこそ、出てきた表現だとも思います。
でも、彼女の言葉です。
真剣に生きてるよなぁ・・・
ちゃんと周りが見えてるし、でも思うように動けないし、しんどくなることや、許せないこと、耐えられないことがたくさんある子です。
それらに苦しみながら、でも逃げずに(だからこそ傷つきながら)考え悩み続けてきたからこそ、さっきみたいなコメントが出るんやなぁと・・・
今日もまた、学びがありました。
おいちゃんも負けないように頑張ります。