【車中泊旅2024夏7/2~】7/18 Day17:石山寺で紫式部の聖地拝見、草津市営の施設でお風呂、道の駅で自炊
今日は、京都市内から滋賀県に入りました。観光は石山寺。関東地方に梅雨明け宣言が出された今日、午後は猛烈に暑くなると聞いて、涼しい場所で作業する事にしました。夕方、少しひざしが和らいでから、地元民の集うお風呂に入って、道の駅で自炊。いやー、今日の暑さは凄かったですが、何とか凌ぎました。
〇紫式部もゆかりの石山寺
つい先週7/14放映のNHK大河ドラマ「光る君」。ご覧になられましたか?気晴らしにまひろが訪れた石山寺に偶然に藤原道長があらわれて、二人は・・・。という場面で登場したばかりの石山寺です。
なんと聖武天皇の勅願により747年に建てられたお寺。紫式部は999年に女子を儲けているので、お寺を訪ねたのは998年と予測すると、お寺建立から既に250年も経過しているから、それなりに有名で多くの人が訪れていただろうホットスポットだったという想像ができます。
入り口の門をくぐると、参道には爽やかに生い茂る楓のトンネルが涼しく続き、左右には小さな社などが続きます。こうした社があり、階段を上っていくつかの建物を経由してから本堂にたどり着きます。それだけでもう、ちょっとしたテーマパークに来たような、物見遊山の気持ちが高まりました。
今はNHKの放映もあるので紫式部の特別展が開かれていて、そちらとのセットチケットがありました。また石山寺の本堂だけに入るチケットと別に、本堂の内部に入れるチケットもありました。色々とややこしくはあるのですが、我々は大河ドラマの場面で使われた本堂の雰囲気を見たいのと、紫式部が執筆していたという小部屋が見たかったので、係の人に相談したら「本堂のみ」の600円のチケットを勧めてくれました。
本堂への階段をあがると、紫式部らしき蝋人形を置いた小さな部屋が見えてきました。石山寺縁起絵巻によると、この小さな部屋は身分の高い貴族や皇室が使う部屋だったとあるそうです。紫式部が源氏物語を執筆する事が、いかに重要任務だったかを物語っていると説明がありました。
本堂の内部は一切撮影できなかったので写真には残せませんが、本堂の扉を入った場所が、まさにまひろがお祈りしていた所。そして入口の木の扉を道長が開けて入った所だと思います。
石山寺は他にも、源頼朝が建てた日本最古の塔、紫式部がそこから月を見て物語の着想を得たと言われる川を見下ろせる月見亭など、様々な言われのある歴史的な建物がたくさんありました。
石山寺を訪ねて、紫式部についてもリアリティを感じたので、これからますます大河ドラマが楽しみになりました。
〇滋賀県草津市の市立「ロクハ荘」でお風呂
暑さを避けるためにマクドナルドで作業し、夕方になってから向かったのは市立「ロクハ荘」。キャンプ場、プール、会議室、演芸場などとお風呂も備えた、市民の遊戯設備だそうです。お風呂にはプールを終えた若いママとお嬢ちゃんとか、常連のお年寄りで賑わっていました。
今回の車中泊の旅は中国地方を巡ってから近畿地方に入ってきましたが、銭湯での雰囲気が中国地方と近畿地方では違う気がします。中国地方はあまりしゃべらないイメージ。近畿地方に入ってきたら、急にお風呂がにぎやかになった気がします。普通に話していてもオチをつけたり、自虐ネタあり、つっこみありのしゃべり口調が、そういう雰囲気を出しているんでしょうか。一人で風呂に入っている身としては、近畿地方は楽しいですね。
〇道の駅「アグリの郷 栗東」は新幹線好きにはたまらんロケーション
東海道新幹線の線路から140mの場所にあります。午後6時から8時くらいは新幹線のダイヤがピークだと思うのですが、本当に10分おきくらいに両方向から新幹線が走って、すれ違ってという光景を見物できました。
最初はうるさいかなぁと思いましたが、慣れてくるとそうでもない。それよりも、こんなに新幹線三昧っていうのが珍しくて、新幹線を肴に酒を飲むっていうのも、なかなかないのでいい思い出になりました。
〇今夜の自炊は夏メニュー
とにかく暑いので、冷奴と冷たいプロセスチーズとかつおのタタキで、まず前菜。メインは豚肉とにんにくの芽の炒め物ですが、こちらも更に千切りキャベツを敷いた上に乗せて、サラダ仕立てで食べました。
関東地方が梅雨明けした今日からは、こうした涼しいメニューが欲しくなるでしょうね。手間がかからない冷奴などは食事担当としてはウェルカムです。
明日は名古屋に向かって移動します。