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【車中泊旅2024夏7/2~】7/10 Day9:鳥取県米子から東へ50km移動、大山を眺める道の駅から日本海の海鮮の道の駅からハワイまで、その後温泉、鳥取名産品で自炊

今日から2日くらいかけて道の駅などを巡りつつ鳥取砂丘方面へ向かいます。初日の今日は大山が間近に見える場所の道の駅からハワイまで。4つの道の駅を訪ね、鳥取名産の魚や干物、山芋まで調達して贅沢な鳥取名産の自炊を楽しみました。


〇道の駅「大山めぐみの里」

朝9時オープンの道の駅に朝7時15分に到着。24時間使える資料室などがあれば、少し時間つぶししながら作業をさせてもらおうかと思ったのですが、資料室も朝9時からなので入れず。すると開店準備をしていた男性が、パンフレットなどが置いてある場所に案内してくれたので、周辺情報は集める事ができました。

道の駅は名前の通り、大山のおひざ元にある町。あいにくの曇り空の下でしたが雲に隠れていない大山の全容を見ることができました。

〇鳴り石の浜

大山町の東隣にある琴浦町にある海岸。大小の平たく丸い石が海岸を埋め尽くしていて、波が来ると「カラコロ」と心地よい音を立てているというので見に行ってみました。

本当につるっつるに丸い石ころだらけの海岸は、この時期はあまり大きな波がたっていないためか波打ち際まで行って少し大きめの波が来ると、波の引き際に石が転がって音が聞こえました。

SNSでも拡散されていて最近は年間3万人くらいが訪れるようになったそうです。砂が巻き上がらないので見た目も美しく、海に入っても砂で水着が汚れる心配がないというのはいいかもしれません。ここを目掛けて来るほどではないと思いますが、通りがかりに立ち寄って心地よい音を聞くことは悪くないと思います。

〇道の駅「琴の浦」

和星水産という鮮魚店、レストラン(海鮮と牛骨ラーメンなど)、物産店が一つの建物に入った道の駅。別棟には町の観光協会事務所と資料センターとトイレが一緒になった棟がありました。資料センターとトイレは24時間入れるようです。電源はありませんがテーブルと椅子があるので、ここでPCを広げて少し作業させてもらってり、鮮魚店で買った物を使ってサンドイッチを作って食べたりするのに使わせてもらいました。

のどぐろ入り魚肉ソーセージときゅうりのサンドイッチ

今日の停車場所の「ハワイ(羽合)」界隈までには、まだいくつか道の駅があります。しかし事前の調査で、ここから車で5分ほど離れた道の駅「ポート赤崎」以外の道の駅は、どうやらあまり鮮魚を扱っていないようなので、「琴の浦」か「ポート赤崎」で夕飯のおかずを調達しようと思っていました。

朝9時に「琴の浦」をじっくりと見てまわって下調べし、10時開店の「ポート赤崎」を訪れたところ「最近、水曜定休日とさせて頂きました」との張り紙。というkとおで「琴の浦」の和星水産一択で買い物する事にしました。

ここで狙ったのは、先日食べておいしかったクロヤ。この店では「グレ」の名前で売られていました。他にも新鮮そうな魚はたくさんあったのですが、グレは他ではあまり見ない種類。サイズも小さめで値段も1枚300円と手頃なので、刺身用に捌いてもらいました。あとは地物のタコ。250gくらいだと思いますが、我々が住んでいる場所の地物では1000円くらいしているのに、こちらでは400円。これも頂きました。

琴の浦では他に、鯖の魚醤、鯖の塩辛など珍しい物があったので購入。なかなか珍しい物に出会えて満足しました。

〇道の駅「大栄」

今までの道の駅と同じく海沿いにありながら、海の幸が全くなくて農産物ばかりの道の駅というのが特徴できでした。特にこの道の駅のある北栄町の南部にある倉吉市はスイカの一大産地。ここの道の駅でもスイカだけ別窓口があって、多くの人が訪れて宅配の伝票に住所を書き込んだり、そのまま車で持ち帰る姿がありました。

一番大きな4L玉は一抱えもある大きさで4000円弱。こんな大きなスイカが収まる冷蔵庫がある家って凄いなぁ。とそんな事に感心してしまいました。

道の駅の裏手には、名探偵コナンの作者「青山剛昌ふるさと館」がありました。駐車場の車のナンバーが県外からが多く、遠くは関東地方から来ているのに驚き。、このふるさと館から南には「コナンロード」があり、境港の水木ロードに続けという発想でやっているみたいです。

〇道の駅「はわい」

本日最後に訪れたのはハワイ。羽合と書く地域ですが、道の駅は「アロハ」とか「コナコーヒー」とか本気でハワイをねらっているのも面白かったです。ここの海産物にはあまり期待していなかったのですが、ハタハタと赤ハタという魚の干物に巡り合えました。また鳥取名物のねばりの強い山芋「ねばっこ」も大きな一本ではなく、それが折れてしまって小分けになった小さなポーションを売ってくれていたので買ってみました。

今日も又、鳥取名産品三昧の自炊夕飯となる事が決定。

〇東湖園 日帰り温泉

道の駅「はわい」の南側に広がる東郷湖の南東のほとりにある老人福祉センター内にある銭湯。200円で利用でき成分は温泉だそうです。

シャンプー、リンス、ボディーソープ、ヘアードライヤー、全て無しという設備。洗い場は3人分のみですが、地元民向けでそんなに込んでいないし、長く入る人も少なくて入れ替えが早いので問題ありませんでした。お風呂を出てから長くおしゃべりしている人はいましたけどね。

成分が温泉というのは本当だと思います。蛇口から出てくるお湯がカルキが強いと髪の毛がパサつくのですが、こちらのお湯で髪を洗ってもそんな感じがありませんでした。

お湯は熱めで、自分たちで水道の蛇口をひねって湯舟の温度を調節するようになっています。お家のお風呂みたいで家庭的な所が面白かったです。

〇自炊は鳥取名物三昧

本日の停車場所は東郷湖の「めぐみのゆ公園」。青々とした芝生の先に湖が広がり、湖の奥に低い山が見える風景。

私たちが自炊していたら地元の人が「楽しそうですね」と話しかけてきて少しおしゃべりしました。いわく、彼女のお友達で香川県からこちらに嫁いで来た人がいるんだそうです。荒々しい日本海の風景の中、ここの湖岸に立つと穏やかな瀬戸内を思い出してホッとするという話でした。

湖畔のオブジェ「天女の羽衣」

言われて見ると、確かにここからの風景は瀬戸内の景色にも似ています。私は幼い頃からベッドタウンで育ってきて、しかも引っ越しを繰り返したので故郷と呼べる景色がありません。こちらにお嫁さんに来て寂しいと思いつつ、この風景を見て望郷の念を募らせるという話は物悲しくもありますが、思い起こせる故郷の景色が心の中にあるというのは羨ましい事だなぁとも思いました。

緑の芝生と穏やかな湖面は日本海とは全く違う景色

おしゃべりも楽しかったのですが、実は午後5時から再び豪雨という予報で、かなり急ピッチで夕飯を準備しなくてはいけない情報でしたので、事情を話しておしゃべりも切り上げてもらいました。

そして作ったのは、ハタハタの干物焼き、赤ハタの干物焼き、グレの刺身、茹でだこの刺身。最後は、ご飯の上にねばっこのすりおろしと昨日温泉で作った温泉卵をおとして醤油をかけたもので締めました。鳥取フルコースです。

赤ハタとハタの干物
タコとグレの刺身、干物、ねばりっこ(鳥取名物の自然薯みたいな芋)

ハタハタは他の県で食べた時は、確か大衆居酒屋で焼いた物を食べたと思うのですが、今日の物ほど脂がのっていませんでした。今日食べたハタハタはジュワーッと脂が染み出していて美味しい。お店の人が「冷凍していない生の干物でしかも新鮮な物だから美味しい」と太鼓判を押してくれたものでした。確かに美味しい。

境港から始まってハワイまで、昨日、今日出会った鮮魚店の方は非常に信頼できる感じがあって良かったです。多くの観光客、特にインバウンドが訪れてしまっている場所と比べると、しみじみとしていて安心できる場所。そんな印象でした。

さて、明日も天気が芳しくないので観光は控え目にして作業中心としましょう。

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