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“作り置き”は、頑張らないのがコツなのかも

時短、作り置き─。日々の暮らしを少しでもラクに快適にしたい、料理ワザだ。
でもそこには落とし穴がある。
数日分から1週間分を作る労力と時間は結構なもの。しかもレシピ本やYouTubeを参考にやってるのに、なんだかうまくいかない。4〜5日保存できるものでも、3日目には色も悪いし正直マズい

料理自慢さんからは、作り方に問題アリと笑われそうだが、これが私の限界だ。
とにかく私の考える作り置きの結論は、

・時間が経って美味しくなるものだけ、作る
・副菜として活躍するものだけ、作る
・時短を目的にしない。彩りと栄養と美味しさを楽しみにする。

それに作る時間も大事、大事。
休日の午後、さぁやるぞと気合いを入れても、疲れ切っては仕方ない。
だから夕食の後、食器類をキレイに洗ってスッキリしたキッチンで、もうひと頑張りしてしまうのだ。後片付け直後なら、気分はまだお仕事モード。その勢いに任せて作る。1〜2品だけならすぐ終わるから。


トップ写真は、たまたま今、うちの冷蔵庫にある作り置き

・キャロットラペ(左上)
にんじんを千切りし、重量の1%の塩でもんで余計な水分を切ったらオリーブオイル、白ワインビネガー、コショウ、あればマスタード少量で混ぜるだけ。

・キノコ類の適当マリネ(右上)

シメジ、マイタケ、エノキダケなどのキノコ類をさっと固めに湯がき、塩、オリーブオイル、酢タマネギのスライスで和える。ハーブがあれば添えておく

・豆腐のニンニクごま醤油漬け(左下)

木綿豆腐は水を切って醤油を垂らして味をしみ混ませておく。ニンニクのスライスを大さじ3〜4のごま油で炒め、塩と一緒に豆腐にかける。日にちを追うごとに豆腐がねっとりコクが出る。

・紫大根の昆布〆め(右下)

紫大根のスライスに塩を振り、昆布を刻んで置いておくだけの簡単漬物。

これくらいの作り置きなら、手がかからない。夕食の片付けのあと、1〜2品を作っておく。すべて4〜5日持つけれど、日にちを追うごとに味がしみて美味しくなる。付け合わせの彩りに重宝する。


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これは、上のキノコ類の適当マリネに使用した、酢タマネギ
サラダの付け合わせ、焼き魚や肉類のトッピングなど、何にでも合う。タマネギをスライスし、適当に塩を振って少量の酢に漬けておくだけ。ピリッとした味がアクセントになって良し! タマネギ1個分くらい作っておいても1週間は持つ。免疫力アップ、成人病予防にと医師オススメの作り置きだ。


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番外編、焼き芋のおやつ
焼き芋を多めに作ったら、一口大に切って塩パラパラし、冷蔵庫で保存する。シルクスイートなどねっとり系の芋を冷やすと、餡のようになって和菓子風の味と食感に変身! サツマイモはジャガイモよりもずっと低GI(食後の血糖値上昇が緩やか)なので、おやつとして罪悪感なし。気軽に作れてヘルシーで甘くて美味しいなんて嬉しくて仕方ない。

他にも茹で鶏(ブライン漬け)黒豆ピリ辛こんにゃくなんかがよく登場する作り置きラインナップだ。気が向いたとき、材料が手に入ったとき、ちょこっと作って冷蔵庫に2~3品あれば優秀。1品あるだけでも嬉しくなる。