タカミハルカ

コピーライター・構成作家を経て、編集ライターに転身。文筆業30余年。本・映画・美術館・エッセイなどなど、大人視点での記事もつまみ読みしてください。「タカミハルカ」はnoteだけのペンネーム。

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  • やっぱり本が好き

    作品のこと、読書のこと、感想、思い出など、本にまつわるトピックを集めたマガジンです。個性あるレビューを目指しています

  • 辞書ほどオモシロい本はない

    辞書のオモシロさを知ってほしい。笑いあり驚きあり。アナタの知らない世界かも。

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    洋楽から邦楽まで、古くは60年代から曲にも歌詞にも惹かれるひとときを綴っています。

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    好きなこと、恋のこと、悩んでいること、孤独と仲良しなこと、友人のこと、学生時代のこと。エッセイ風に語ってみました。

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    自己流料理、掲載してます。土井善晴先生関連の記事もあります。

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これは掲載記事すべての目次一覧です。 日付順ではなく、ジャンル別に一覧できる目次になっています。 電子書籍のように目次から記事にジャンプできます。 よろしければこちらからもどうぞ。 目次からお好きな項目を選び、お読みいただければ幸いです。 CONTENTS 〈第1章 本のことを語る〉 ■やっぱり本が好き。本と暮らす日々のこと ●“ネタ系音楽事典”(番外編) スティクス → 藤子・F・不二雄マンガへ連鎖 〜辞書コラム ●“ネタ系音楽事典”(第二夜)大滝詠一とチェット

    • “ネタ系音楽事典”(番外編)  スティクス → 藤子・F・不二雄マンガへ連鎖 〜辞書コラム

      音楽のオモシロひとこと情報辞典「荒唐無稽音楽事典(高木壮太著/焚書舎)」で遊ぶ、番外編である。 第一夜では、オアシスとエディット・ピアフを、 第二夜では、大滝詠一とチェット・ベイカーを取り上げた。 「荒唐無稽」と言うとおり、著者・高木壮太氏のセンスと毒舌解説がめっぽう楽しい。 今回は番外編ということで、 という、これまでと全く違う連鎖流れでお届けしたい。 ❊✽❊✽❊✽❊✽❊✽❊✽❊✽❊✽ まずは恒例のお約束。 「新・荒唐無稽音楽事典(高木壮太著/焚書舎)の解説ぶ

      • 胸キュンなあの頃の、“恋の小道具”─。公衆電話とか、エトセトラ

        最近、とある男性noterさんの記事にはっとした。 昔の恋人との思い出を綴った記事だった。 おそらく80年代だと想像しながら読む─。 そのnoterさんは学生時代、某女子大バンドのコーチングをしていた。合コンのような賑わいに浮かれながらも、人見知りな性格で燥ぎきれないnoterさん。その朴訥さに、ひとりの女の子が好感を抱いた。照れてなかなか踏み込めなかったnoterさんだが、ようやくその子と付き合い始める。 これを読んだとき、私の頭の中にスティービー・ワンダーの「I J

        • 歌声に寄り添い、救われる、意地っ張りの小さな夜。

          迷いっぱなしの人生です。 思えば友だちも恋人も、仕事も結婚も、今日食べるものも着るものも、右に行くか左に行くか、自分なりに選んできた結果が、今のわたしです。 意地を張って失敗ばかり。記事にしたいけどできないようなネタだらけ。 年齢を重ねると、迷いなんかなくなると思っていました。 そんなことは全然ない。 お別れや諦めも多くなり、自分への誤魔化しも上手になって、人生、このままでいいのかな、なんてぽかーんと考えることも多くなり。 そんなとき、ある曲の歌詞がふっと心に染み込みまし

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        マガジン

        • The Music〜 音楽は“数分間“の素晴らしき世界
          8本
        • 辞書ほどオモシロい本はない
          9本
        • やっぱり本が好き
          48本
        • ワタシ自身を、語る
          29本
        • 料理についてのアレコレ
          20本
        • わが青春、文芸サークル女子高活劇 ジョン先輩との日々
          7本

        記事

          “ネタ系音楽事典” (第二夜) 大滝詠一とチェット・ベイカー 〜辞書コラム

          音楽のオモシロひとこと情報辞典「荒唐無稽音楽事典(高木壮太著/焚書舎)」で遊ぶ、第二夜である。 「荒唐無稽」と言うとおり、著者・高木壮太氏のセンスと毒舌解説がめっぽう楽しい。 第一夜では、オアシスとエディット・ピアフを取り上げた。 この記事で取り上げる音楽ジャンルには節操がない。解説ネタのオモシロさで選んでいるため、なにとぞご了承を。 「荒唐無稽音楽事典(高木壮太著/焚書舎)の解説は、ざっとこんな具合。 ★【現代音楽】(ジャンル) はっきりとした定義は存在しないが、

          “ネタ系音楽事典” (第二夜) 大滝詠一とチェット・ベイカー 〜辞書コラム

          “ネタ系音楽事典” (第一夜) オアシスとエディット・ピアフ 〜辞書コラム

          友人から借りっぱなしの本が面白い。 タイトルは、「荒唐無稽音楽事典(高木壮太著/焚書舎)」。 50音順に書かれたミュージシャンと音楽用語の解説だけど、ブラックユーモアと個人的偏見いっぱいで笑ってしまう。 信憑性より解説センスの妙だ。 たとえばこんな感じ。 ★【小野洋子】(人物) ビートルズからギタリストを引き抜き、自身のバックバンドに加入させた巨乳の前衛芸術家。 ★【フリッパーズ・ギター】(バンド) 暴走族の天敵である。 ★【蛍の光】(楽曲) どんなに盛り上がってい

          “ネタ系音楽事典” (第一夜) オアシスとエディット・ピアフ 〜辞書コラム

          「出歯亀」の意味を調べたら、文豪スキャンダルに到達した! 〜辞書コラム

          こんなコメントをいただいた。 「出歯亀」の語釈(意味)が面白いだって? コメントの主は新明解国語辞典(第四版)を読破された強者noter、数学専門の国語教師オニギリさん。 これは気になる。 私はさっそく辞書を引く。 ところがそれだけで終わらなかった。 ここから私の辞書連鎖、正しくはGoogle連鎖が始まるのである。 そして意外な事実に辿りつくのだが──。 今回は、「出歯亀」の語釈から私の興味がどう飛んだのか、一緒に追っていただくメチャ自分本位な辞書コラム、いや辞

          「出歯亀」の意味を調べたら、文豪スキャンダルに到達した! 〜辞書コラム

          “ありふれた”ことばが面白い!? 〜辞書コラム

          辞書で「笑う」とか「泣く」なんかを引く人は少ないんじゃないかな。 辞書すら引かないことが多いのに、知ってることばをなんでわざわざ‥‥と思って当然。 ところがわかりきっているシンプルなことばほど、意外に深くて楽しめたりする。 たとえば・・・ 辞書の話でよく例に出るのが、「右」をどう説明するかだ。 「右」の説明なんて、簡単そうで難しくない? 辞書ではこんなふうに説明されている。 ●「右」とは── 「なるほど。それは右に違いない」と納得できるさまざまな語釈(語句の説明

          “ありふれた”ことばが面白い!? 〜辞書コラム

          本当は、誰にも教えたくない。大人の胸キュンな掌編集

          本には、想像力の余地がある。 映像作品やマンガと違い、登場人物や風景が具体的な絵で表されているわけではない。 文章だけの表現で、どんな人物か、どんな情景か、どんな心情かを想像の世界で思い描く。 無限の世界を広げることもできてしまう。 また時には、思い描いた情景描写と自分自身がシンクロするようなことがある。 自分が物語の中にいる錯覚に、深く沈んでしまうのだ。 こんな想像体験をする作品はごくまれなのだが、あろうことかnoteの中で出会ってしまった。 それは『球体の動物園』

          本当は、誰にも教えたくない。大人の胸キュンな掌編集

          山岸凉子の『日出処の天子』から始まった読書連鎖。読書は旅、そして冒険!

          面白い作品を読んだとき、いてもたってもいられなくなる。 この世界をもっと知りたい。この作家の作品をもっと読みたい……。 そんな感じで関連する本や映画、はたまた聖地巡礼など、作品世界がどんどん広がることがある。 前回、奈良の美術商店で百済観音像のレプリカ彫像を購入したことを記事にした。 これだって、元はと言えば山岸凉子の歴史漫画『日出処の天子』に夢中になったことがきっかけだ。 最初にこの漫画を読んでから、10冊以上の本やアレコレを経由して、ローンで美術品を買うところまで行

          山岸凉子の『日出処の天子』から始まった読書連鎖。読書は旅、そして冒険!

          マンガから読書、旅、まさかの大人買い。読書の連鎖はアグレッシブ 〜序章〜

          時は2,000年過ぎ。 今から20数年前、私は奈良に足繁く通っていた。 飛鳥時代の仏像をちょっと邪に楽しむためである。 きっかけは山岸凉子の傑作漫画『日出処の天子』だった。 この漫画単行本に夢中になり、 主人公の厩戸王子(後の聖徳太子)に魅了され、 漫画読了後は聖徳太子と法隆寺探求に没頭し、 それが仏像への興味と繋がった。 ついには「仏像鑑賞友の会」というサークルをぶち上げ、カメラマン志望のオナゴと2人で私は会長、彼女は顧問という役職で寺院巡りと撮影に邁進していたんである

          マンガから読書、旅、まさかの大人買い。読書の連鎖はアグレッシブ 〜序章〜

          とあるnoter氏の灼熱事変。その真相と「私達は、誰かの日常になっている。」

          たまに、noterさんと会うことがある。 そこで交わした言葉が、予想外な影響を及ぼしたとしたら……。 いや、今回はそれがちょっとオソロシイ。 この気持ちを成仏させるために、いっそ吐き出してしまおうか。 その、とあるnoter氏に初めて会ったのは1年以上前になる。 きっかけは我が記事『文芸サークル青春白書』シリーズだった。私の記事に興味を持っていただいたのと同じくらい、私も彼の記事の大ファンだった。 (一)回想 recollection・・・ 彼の記事は、わけのわからな

          とあるnoter氏の灼熱事変。その真相と「私達は、誰かの日常になっている。」

          男と女の深遠なる溝 (サンプル例:女子校文芸サークル部員)

          男と女はすれ違う。 家庭においても職場においても。 恋愛面では、そのすれ違いザマがとんでもなく可笑しかったりするようだ。 なんですと?  女が自分磨きをしてもモテないですと? これらの金言は作家および心理カウンセラーでもある五百田達成氏の著書・『察しない男 説明しない女』に書かれている。 五百田氏は、女は内面を磨いてもほぼ振り向かれないと断言。それより男はもっと単純に、ある特定の“見かけ”にフラつく本能があると言う。 男は記号に欲情する 女は信号に欲情する それ即ち、

          男と女の深遠なる溝 (サンプル例:女子校文芸サークル部員)

          男と女の“分かり合えない溝”、越えるワザあり

          恋のタイミングにおいては、こんな男女差があるらしい。 男はノリノリの時に女を欲しがる 女はどん底の時に男を欲しがる 男が恋をしたくなるのは、自分が絶好調のときだそう。 対して女は、自分が絶不調なときに恋をしたくなる。 衝撃的な一目惚れや、年柄年中ステキな恋をしたい恋愛ハンターな人は別として、これがフイに訪れる「恋をしてしまう時の状況心理」なのだそうだ。 実は今、私は本棚の整理中なんである。 そしたらこんな男女の違いを語った本が出てきて、片付けサボって読み耽っているんであ

          男と女の“分かり合えない溝”、越えるワザあり

          ここはサブカルショップの殿堂なのか─。今回も、私の行く店オモロイ店♪

          乱雑な本屋が好きである。 なにやらお宝がありそうな妄想が膨らむからだ。 でも見ているうちに埃にやられてゴホゴホし、本を触っては手が汚れ、必要以上に疲れて店から退散することだってある。 うへーっ 清潔な店に行きてぇ そんな虚しい思いに苛まれたら、うっぷん晴らしだ。 本や漫画好きの友人にちょっと愚痴ると、こんなことを言われた。 「じゃあ駿河屋の本店に行ってみれば? 価値感が変わるよ」 駿河屋というのは、ラノベから一般小説、漫画、映像や音楽ディスク、ゲームやフィギュア等々を

          ここはサブカルショップの殿堂なのか─。今回も、私の行く店オモロイ店♪

          弾丸ソロ旅、やみくも古書店めぐり★ 千葉佐原〜埼玉深谷、栃木まで

          私の旅に、観光情緒は無縁。 これまでも幾度か旅記事を出してきたが、ただただ寝台特急に乗ってみたり、行き当たりばったりでウロチョロしたい派なんである。 今回は、千葉の佐原にノープランで行ってきた。 佐原は利根川水運の中継基地として栄えた場所。江戸情緒溢れる町並みに期待大だ。 だが、ノープランな旅は何が起こるかわからない。 気の向くままに動いていたら、埼玉・栃木まで遠征する弾丸2泊3日旅になってしまった。 なんでこんなことになったのか──。 noteに記録しながらやみく

          弾丸ソロ旅、やみくも古書店めぐり★ 千葉佐原〜埼玉深谷、栃木まで