マンガから読書、旅、まさかの大人買い。読書の連鎖はアグレッシブ 〜序章〜
時は2,000年過ぎ。
今から20数年前、私は奈良に足繁く通っていた。
飛鳥時代の仏像をちょっと邪に楽しむためである。
きっかけは山岸凉子の傑作漫画『日出処の天子』だった。
この漫画単行本に夢中になり、
主人公の厩戸王子(後の聖徳太子)に魅了され、
漫画読了後は聖徳太子と法隆寺探求に没頭し、
それが仏像への興味と繋がった。
ついには「仏像鑑賞友の会」というサークルをぶち上げ、カメラマン志望のオナゴと2人で私は会長、彼女は顧問という役職で寺院巡りと撮影に邁進していたんである