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魚屋に行って、お得な天然マグロの秘密を知った。
私は無農薬野菜の通販を利用しているが、肉や魚はできるだけ個人商店で買いたいと思っている。なぜなら、個人商店には肉や魚を目利きするプロ、専門家である店主がいるからだ。
店主から美味しさや安全に繋がる知識を得て、旬のものやお買い得の食材を見て回る。これは楽しい。スーパーで選ぶときのヒントにもなる。
今日行った魚屋で買ったのは、ケープ沖産天然ミナミマグロの大トロ、中トロ、赤身を取り混ぜたブツ切りだ(本日大特価100g890円!)。
トップ写真は、それでちゃちゃっと作った丼ものの昼ご飯。
お味は絶品の一言! ブツ切りだからと舐めてかかるものじゃない。甘くとろける口当たり。しっとりながらもしっかりとした味わいと噛み応え。これはもう、高級丼だ。漬けにしなくて大正解。美味しいたまり醤油と天然わさびでいただきたいシロモノである。
そして店主の言葉を思い出す。「ケープ沖の天然だよ、これが大事ね!」
今日は魚屋で教えてもらったマグロのことを、検索した補完情報を交えて伝えようと思う。
①天然マグロはなぜ美味しいのか
それはエサと運動量が違うから。天然マグロは世界中の海を回遊するほどの運動量だ。当然、身は引き締まる。そしていろいろなものを食べている。
イワシ、サバ、ニシンなどの小魚、イカを食べて上質な脂が乗る。
エビやカニの甲殻類を食べて身の色が赤くなり、味に深みが出るのだ。
②マグロの旬
養殖技術の発展で、マグロは年中流通している。でもマグロには旬がある。
美味しい天然マグロは、産卵に向けて栄養を蓄えた冬期に獲られるのだ。
極寒の荒波をくぐり抜けたマグロは、寒さに耐える脂を蓄え、しっかりと身が引き締まっている。これが極上のマグロである。
マグロ漁場は世界中にあるが、旬の美味しいマグロは条件に合う季節、限られた海域でしか獲れない。
③南アフリカ・ケープ沖の天然ミナミマグロとは
ミナミマグロとは、南アフリカ・ケープタウンから南インド、ニュージーランド沖産の南半球に分布するマグロのこと。
この天然ミナミマグロ、まさに今が旬である。なぜなら南半球は今が冬。水揚げされたミナミマグロは、マイナス60度の超低温冷凍で保管されることが多い。そのため食べる時期としては、お盆や年末でも旬と言われている。
特にケープ沖産は脂の乗りが一級品。プロの間でも非常に人気の高い漁場だという。上質な脂はきめ細やかで鮮やか。赤身の締まりも良く、水っぽさがない。
とにかく甘く、赤身、中トロ、大トロ共に美味しさはお墨付き。高級寿司屋での扱いも非常に多いとか。
④天然ミナミマグロが超お得な、ウソみたいな理由
ところがちょっと、お得で面白い話がある。
老舗の高級寿司屋では、このミナミマグロ(別名インドマグロ)を敬遠する店もあるというのだ。客に「これの産地は?」と聞かれたとき、外国産だと印象が良くないとか。冷凍マグロだと尚更らしい。なんとなくうなずける話しだ。
おかげで魚市場では、本マグロほどの高値がつかないという。本来の美味しさを考えると、すごくお得な天然マグロではないか。
天然ミナミマグロの最高峰は、ケープタウン沖産。機会があれば、ぜひ味わってみて欲しい。
*この記事は、以下のサイトの情報を参考にまとめています。
・↓ミナミマグロの特徴、生息地(海域、漁場)、養殖など
https://www.maguro-fukuboh.jp/html/page25.html
・↓やしま鮪一番のこだわり
https://www.g-call.com/shopping/yashima_maguro/kodawari.php
・↓八洲のこだわり
https://www.yashima-suisan.co.jp/commitment/
・↓天然まぐろの焼津屋
https://www.yaizu.com/info/kapt.html
・↓豊洲 TOYOSU ICHIBA *このサイトは天然ミナミマグロの通販あり
https://www.tsukijiichiba.com/user/collection/598