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はじめまして、淡路島。

2021年の暮れに会社を辞めてひとり、旅をして以来。
一年と少しぶりに、今度は妹とふたり、瀬戸内へ旅をしました。

東京から約一時間、飛行機で神戸空港へ。
実ははじめましての、兵庫県!
車を借りて、まずは淡路島へ向かう。

お昼は、森のオトさんにて。

淡路島の食材をたっぷり使った、森のオトプレートを注文。
机にお皿が置かれた瞬間、思わず わあっと声がこぼれる。

一品一品、どれに手をつけても信じられないくらい美味しくって、
ひとくち食べ進めるごとに、ふたりで顔を見合わせては頷きあってしまう。

食後のショートケーキと深煎りの珈琲までしっかり頂いて、その後はお店の外のブランコに乗ってみたり、キラキラと落ちる木漏れ日を撮ってみたり。

ランチを存分に堪能した後は、Rocca Awajiさんへ。
車で細い道を抜けてゆくと、突如視界がぱあっとひらけて、青い海が目に飛び込んできた。

思わず車を降りて、緑あざやかな木々と、その向こうの青い青い瀬戸内海をぼうっと眺める。
どこかで鳥の高い声がして、さあっと涼しい風が耳元を通り過ぎてゆく。

ROCCA淡路では素敵なアンティークの雑貨を眺め、ゆったりとした空気の流れるカフェでひとやすみ。

そしてこの日の宿泊先、こぞら荘さんへ。

数年前からずっと気になっていて、今回ようやく願い叶っての訪問。くねくねとした山道をのぼってゆくと、可愛らしい小さな小屋があらわれた。

チェックインの時点から、お宿のスタッフさんたちの柔らかい笑顔に癒され、
お部屋のドアを開けた瞬間、あまりの素敵な空間にふたり揃って幸せのため息が漏れる。

微かに聴こえる癒しの音楽、漂ってくるよい香り。
ひとつひとつ、丁寧に選ばれたのであろう素敵な調度品やアメニティ。
机に飾られた一輪の花。
窓枠の外には深い緑色の山々が連なり、まるで絵画のよう。

運ばれてきたウェルカムドリンクのびわ茶とスイーツを頂きながら、ただただじんわりと、ずっと憧れていたこの空間に居ることの幸せを噛み締める。


部屋を一通り堪能した後は、車を走らせて海沿いのレストランへ。
輝く橙色の夕陽が、海の上に光の道をつくっていた。
暮れゆく日と、だんだんと深く濃い藍色に変わってゆく空を眺めながら、夕食をとり。

宿に戻った頃には、まんまるのお月さまが空に昇っていた。
湯船に浸かった後は肌触りのよい寝巻きに着替え、ベランダでアイスを食べながら、あたたかいびわ茶を飲む。
淡路島の山の夜はとても静かで、月明かりがやさしく山々を照らし、ただ風の通りすぎる音だけが聴こえた。

快適なベッドでぐっすりと眠り、翌朝は部屋に差し込む柔らかい光で目を覚ます。
朝起きてまずはベランダへ。寝惚け眼のままコーヒーを淹れて、朝食を待つ。

朝八時半、バスケットに入ったお弁当がお部屋に到着。

わっぱのお弁当箱をひろげて、彩り豊かなおかず、お味噌汁、おむすびを頬張る。
至福の朝ごはんを終え、名残惜しい気持ちで胸がいっぱになりながらも出発の準備。

最後にお宿併設のカフェで焼きたてのマフィンとカフェラテをテイクアウトし、
お世話になったお宿のスタッフさんたちとあれこれお話しをして。
お宿の素敵さはもちろんのこと、スタッフのみなさんのあたたかい人柄や心遣いにひたすら癒された一泊二日でした。

また絶対泊まりにこようね、とふたりで誓い。
後ろ髪を引かれながらも、次の目的地へと旅は続く。

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