私は医者が好きだ
私はお医者さんが好きです。
自分の仕事も当然好きですが、そうではなくて、私の周りのお医者さんを見ていると本当に素晴らしい人たちだと心底思います。私の知るお医者さんは皆さん本当に勤勉で、それぞれの専門領域を突き詰めたプロフェッショナルな集団であり、日々多くの患者さんと向き合いながら、懸命に働いています。
もちろん、報道ではひどい医者のニュースが取り上げられることもありますが、それはごく一部でしかありません。実際には、多くのお医者さんが誠実に仕事をし、患者さんのために最善を尽くしている様子を、これまで勤務医として間近で見てきました。
お医者さんは知識と技術を駆使して、患者さんだけでなく、その家族も助けています。手術をするお医者さんはカッコイイですし、循環器や脳血管障害などの超緊急疾患を扱う先生方は本当に凄い。どの診療科の先生も、それぞれが持っている知識や技術を常に研ぎ澄ませ、最善の医療を提供しようと、文字通り日夜診療にあたっています。そんな先生方の仕事は、時には過酷で、精神的にも肉体的にも疲れるものですが、それでも多くの医師は使命感を持って挑んでいます。本当に尊敬します。
なぜ私は本を書き始めたか。
おそらく私は、大好きで、尊敬するお医者さんのために、力になれることがあったらどんなに素晴らしいだろう!と思っているからです。特にこれからの医療を担う若い先生方に、自分がこれまで培ってきた経験や知識をおすそ分けして役に立ててもらいたいと思っています。だから「若手医師のための」というシリーズにしているんでしょうね。
ですが、優秀なお医者さんたちに伝えられることは限られています。私の場合、ちょっと得意だったのが論文とお金の話だったので、それらを本にしました。そして、そこそこ医者の経験を積んできたので、医局や資格について書けるような気がしています。
ですがこれで一旦ネタ切れ。おそらく、若手医師シリーズはこれで終了です。
この若手医師シリーズ3部作が終わったら、次は何をしようかな。ぼんやりと考えていることも、なくはない、かもしれません。
もちろん私自身の本業も怠りませんよ!
髙草木