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【法人化はナシかな】 感想: 『マイクロ法人節税に騙されるな』 鈴木 康寛
まとめ
私にとって、この本での重要な部分を簡単にまとめると
サラリーマン+副業法人の場合、法人が黒字だと社会保険料が高くなってあまり税制面での得が出ない。
私が考えるのは事業収入かなぁ。
ということです。
本を読んだ動機
最近のテーマ、マイクロ法人です。どうやら税制上、有利そうです。しかし、それに待ったをかけるような本書のタイトルです。これは確認しておく必要がありそうですね。
感想
うーん、どうやらサラリーマンとマイクロ法人の相性はあまりよくないようです。本業の収入が500万円、法人の収入が500万円のとき、税金と社会保険料の合計は却って高くなってしまうようです。
どうやら、法人として相当の収入がない限りは法人化する意義が乏しいみたいです。
となると、考えていくのはむしろ「事業所得」を目指して、その経費を損益通算して給与所得を減らすことかもしれません。事業所得が赤字になっていれば、給与所得と通算できるので給与所得額を減らせます。給与所得が減れば、課税所得が減るので所得税が減ります。
とはいえ、収入が少ないと雑所得扱いになり、いくら経費を使って赤字が出ても雑所得がゼロになるだけで、給与所得を含めた全体の所得を減らせません。
雑所得とみなされる条件は以下の通りです。
・3年程度の売り上げが300万円以下かつ本業収入の10%未満
・3年程度の利益が赤字かつ赤字解消の取り組みなし
事業所得として計算されるには、数百万円程度の収入が必要そうです。
そして、容易に損益通算させないためなのか、赤字の垂れ流しではいけないようです。
そもそも大前提として事業収入がないからな。。
おわりに
法人の計画は頓挫しそうです。
ちょっと近いうちにまとめますね。
読んで頂き誠にありがとうございました。
髙草木
基本情報
リンク:マイクロ法人節税に騙されるな
入手場所:Kindle Unlimited
読み始めた日:2024年10月11日
備考:読書ノート13冊目