見出し画像

【ハードワーク!】 感想: 『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』山中伸弥 , 緑慎也

まとめ

私にとって、この本での重要な部分を簡単にまとめると
何かを成し遂げるには、強い情熱とハードワークが必要だ。
それは国が変わっても同じこと。
ということです。

本を読んだ動機

 みなさんご存知の、山中先生の本です。iPS細胞をみつけてノーベル賞をもらった大変有名な先生ですね。私も一応研究者の端くれとして、研究とは何かを考える参考にさせてもらおうと思って、この本を読むことにしました。

感想

 元々は整形外科の医師で、手術が上手ではなく「ジャマナカ」と呼ばれていたというエピソードは割と有名ですよね。本書では、それにも触れていて、「基礎医学へ逃げた」と述べています。
 
 ただ、逃げた、なんて表現は全く当てはまらないような仕事を成し遂げたのはご存知の通りです。iPS細胞を発見してノーベル賞を受賞されているのですから!

 さて、iPS細胞って何でしたっけね?本書ではiPSA細胞(人工多能性幹細胞)とは、様々な組織や臓器の細胞に変化する能力をもつ、多能性幹細胞だと述べられています。
 難しいですね。
 簡単にいえば、iPS細胞は、体のどんな細胞にも変化できる「万能細胞」です。山中先生が発見し、通常の細胞から作れるようになりました。病気やけがで失った細胞を再生する「再生医療」に役立つと期待されています。

 わかりやすい!まるで私の解説のようなフリをしていますが、ChatGPTに「中学生にもわかるように、100字でまとめて」とお願いした文章です。すごいですね、ChatGPT。

 さて、「基礎医学に逃げた」という話ですが、とんでもない。山中先生は自らの働きぶりを、こう述べています。

グラッドストーンではぼくはほかの研究者の三倍は働いたと思います。

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

 グラッドストーンは山中先生の留学先です。
 やっぱりこれですよね、ハードワーク!ほかの人よりも3割増しでもすごいのに、倍どころか、3倍です。やはり、偉業を成し遂げるには、高い情熱とハードワークはどうしても欠かせないのだと思います。
 留学が決まる前にも、先方からDo you work hard ?と聞かれて、はいと即答したエピソードが紹介されていました。日本でも外国でもハードワークは重要なのでしょうね。

 そして医師という仕事についても

ぼくは医師であるということにいまでも強い誇りを持っています。

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

と述べています。私も医者はよい仕事だなと思っていますが、強い誇りを持っていると言い切れるでしょうか。ですが、私は表明しないだけで、きっと医師としてのそれなりの矜持は備えている、のかなぁ。


おわりに

何かに打ち込めるって本当にすごいことだと思います。
やっぱりどの分野でもハードワークなんですねぇ。

読んで頂き誠にありがとうございました。

髙草木


基本情報

リンク:山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
入手場所:図書館
読み始めた日:2024年9月2日
備考:読書ノート13冊目開始

いいなと思ったら応援しよう!