【一竜一猪だよね】 感想: 『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』 山口 謠司
まとめ
私にとって、この本での重要な部分を簡単にまとめると
語彙を増やすにはインプットと適切なアウトプットが必要だ。
日々の積み重ねが大事で、まさに一竜一猪。
ということです。
本を読んだ動機
あー、私のことですかね。ろくに本を読んでこなかったからなのか、語彙力、ないんですよね…。こうして文章を書いているくせに、言葉を知らなすぎます。今からでもなんとかなるでしょうか。
感想
はい。冒頭の一竜一猪ですが、この本で学んだ単語です。言いたいだけでした。「いちりょういっちょ」と読むそうです。一生懸命学ぶ者とそうでない者では、最終的には竜にもブタにもなる、という意味らしいです。要はコツコツ励もう、ということだと思いました。
使いそうで使わない「格別」、見たことがあるけど意味も読み方もわからない「敷衍」、見たことも聞いたこともない「一竜一猪」、ビジネスで使われていそうなカタカナ語も含めて、たくさん解説されていました。
ただ、難しい言葉を使えることが目的ではなく、本当に欲しいのは、相手に何かを伝える能力だなとも思いました。
ある看護師さんにお礼のお菓子を渡した後の話です。
通常なら、「ありがとうございました、おいしかったですよ」でも十分気持ちは伝わります。でもその看護師さんは「普段食べない夫もよく食べました!あまりに美味しかったので、失礼と思いながらもお店を調べちゃいました。私も今度使わせていただきます!」って言っていました。
この言葉を聞いたときに、私はこの看護師さんは本当にすごいなと思いました。最上級の謝意の伝え方ではないでしょうか。特段難しい言葉を使っているわけではありません。でも、その表現の仕方で、相手が喜ぶくらいのお礼の気持ちを示せるんですよ。
私はもちろん嬉しく思いました。それとともに、こういう言い方が普通にできる人は素晴らしいなと思いました。こうやって、人を喜ばせるような言葉を使えるようになりたいものです。
話はそれましたが、相手に何かを伝えようとするときには、どうしても適切な言葉を選ぶ能力が必要です。語彙力は、その能力を支える基本的な要素のひとつだと思いました。
おわりに
言葉って難しいですよね。
上手に言葉を操れるだけで、かなり生きやすくなるんじゃないでしょうか。
読んで頂き誠にありがとうございました。
髙草木
基本情報
リンク:語彙力がないまま社会人になってしまった人へ
入手場所:図書館
読み始めた日:2024年11月18日
備考:読書ノート13冊目