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【親切な文章を書きたい】 感想: 『悪文の構造』 千早耿一郎
まとめ
文章の目的は伝達。
そのために読者に対して親切な文を心がけよう。
本を読んだ動機
以前、教育系noterの〆野さんが紹介していた本です。
一応の物書きを気取っているので、悪文を知る必要がありそうです。なるべくわかりやすい文章を書きたい、そう思って私も読んでみることにしました。
感想
本書で紹介している言葉の希望はふたつです。
第一は、事実や意志を伝達する働き。
第二は、感情を表す働き。
ですから、事実や意志、感情をできるだけ伝えられるように、「親切で思いやりのある文章を書こう」と本書では勧めています。
日本語は主語がなくても成立します。また、単語の順番も任意で変えられます。係る言葉同士が離れていても文章にはなります。
こうした日本語の性質が、もしかしたら悪文を生む背景にありそうです。
ともすれば
文章というものは、うっかりするとひとりよがりになりやすい
と本書で指摘されているように、書き手は自分の頭の中でわかっているつもりになっていても、読み手にとっては何が言いたいかわからない、といったことが往々に起こりえます。
気をつけないと。。
本書では100を超える悪文が紹介されています。それらの悪文をどこが悪いのか、どう修正すればよいのかを考えながら読み進めると、徐々に自分の文章が読みやすくなってくるかもしれません。
読み手に伝わりやすい、親切な文章のポイントは次の4つだと思いました。
・短い文章
・主語と述語を明記すること
・結論を先に書くこと
・修飾語の関係を明確にすること
これらが整理されるだけでも、読みやすい、伝わりやすい文章になりそうです。
おわりに
この本を読んだ感想文がわかりにくかったらどうしよう…
少しでもわかりやすい文章が書けるようになりたいものです。
基本情報
リンク:悪文の構造
入手場所:図書館
読み始めた日:2024年12月23日
備考:読書ノート14冊目