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【ライターというお仕事】 感想: 『書く仕事がしたい』佐藤 友美

まとめ

私にとって、この本での重要な部分を簡単にまとめると
ライターとは、相手の考えを引き出して、それをまとめて、他の人に伝える仕事。
そしてこの本は、そんなライターのために書かれた本です。
ということです。

本を読んだ動機

 この本は以前、FIREサラリーマン みかんさんが紹介していた本です。

 一応の物書きを気取っている私は、読む必要がありそうだと思いました。私の場合書くことは仕事ではなく、完全に趣味の世界です。でも、そんな「書くこと」とはどういうことなのか、私も考えてみたくなりました。

感想

 著者が最初に断っている通り、今本は「文章を書くための本」ではありません。この本は「ライターとはどうあるべきか」について書かれた本です。

 私はライターじゃないからな、そもそもライターってよく聞くけど具体的にはどんな人だろう?と思って読み進めました。

 ライターのお仕事は①依頼を受ける、②取材する、③原稿を作る、④納品する、という四段階にわかれるようです。そしてその本質は

何を問い、何を選び、どう伝えるか

書く仕事がしたい

なのだそうです。
 そうか、ライターの書く内容は自分の外側にあるんですね。作家との違いはそこにありそうです。取材をして、その人が何を考えているかを適切に引き出し、それを他の人に伝えるために咀嚼してまとめ直すお仕事。それも、なんだか面白そうな仕事だと思いました。 

 つまりライターというお仕事は、ネタ自体は自分が持っている必要はなく、取材対象者から引き出せばいい。
 あぁー、例えばですよ、学会とかで講演をしている先生に本にしませんか?とかアリかもしれません。講義や講演はその場限りなんですよね、準備期間は相応に必要とされます。でも、ずっと残るものではありません。それをまとめて誰か本にしてよ、って思う先生もいるかもしれません。
 そしたら私がノコノコ出ていって、「先生のご講演を本にまとめますよ。どうですか?」とかね。

 ちなみに、ライターが作った本の著者は取材された人物です。本の原稿料について、ライターと著者とで折半にしているそうです。

 学会は毎年必ず開催されますし、市民公開講座をやっている先生もたくさんいます。そういう先生の講演を本に書き下したら、永遠にネタは尽きない。自分の知識向上にも役立ちます。読む人も最新の知識を得られる。本が売れたらお金ももらえる。 
 あれ?みんなハッピーだな。

 放射線治療医×ライター。唯一無二ですね。


おわりに

この記事で書いたことは、そんな選択肢もあるかもね、くらいです。
とりあえずは今の本を書き続けますよ。

読んで頂き誠にありがとうございました。

髙草木


基本情報

リンク:書く仕事がしたい
入手場所:図書館
読み始めた日:2024年10月30日
備考:読書ノート13冊目


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