折り返し地点
お年寄りと関わるボランティアに携わるようになって半年ちょっと。
これまで関わることのなかった年代の方々と話をする機会が増えたのだけど、ふとあることに気づいた。
いま八十歳ぐらいの方で、
「この趣味、そろそろ四十年目」
「これは三十年来の習いごと」
という方が結構いらっしゃる。
つまり単純計算でいくと、四十代、五十代で新しくはじめたことが長つづきしていることになる。
継続できるってすごいなあ、と感心してばかりいたけれど、もしかしてそんなにずっと続けられるものに出会うにはそれくらいの人生の時間が必要なのかな?
今日、なんとなくそう思った。
逆のパターンもある。
同じボランティア団体のメンバーさんが「私はそれ、三十八歳でやめた」とおっしゃるので、いやに具体的な数字だと理由を尋ねてみた。
答えは「そのころ子育てが一段落した」で、なるほど!となった。
やめたことというのは「徹夜」だったから、ほんとうに納得。
いま四十代なかばの私は文字どおり節目なんだなあと感じる。
実際に去年から環境が大きく変化して、あたらしいことをはじめたくなっているのだから、なんだかいろんなことが自然ななりゆきにも思えてくる。
今ははじめたいことが多すぎて、まず予算から、という段階だけど、私も何かひとつ、もてるようになりたい。長い趣味や習慣。
何にしても健康でないとね、と結論をくりかえしていても、ちょっとずつ近づいている気はする。