島セルフレポ4 名もなきあの日あの場所を
ゲーミングPCを買ったのになかなかPCでゲーミングをできていない。
最近はそんな悩みと格闘しつつ明日は歯医者です。歯が痛いよう。
何故ゲーミングできていないかというとPCを立ち上げるのが面倒とかでなく(今のところ)、排熱の問題。
冷却台を使ってもsteamを始めるとキーボードあたりが熱くなる。ゆゆしき事態である。
ツイッターのフォロワーさんからのご助言もあってとりあえず卓上扇風機を購入。今夜から使ってみる予定。
こうやってテキストを書く分には何の問題もないのにゲーミングPCでゲーミングできないのは辛い。解決されますように。歯が痛い。
解決されなかったら夏場はゲーミングPCでのゲームは諦めてPS4でゲームしようかなと思ってたらPS4もいよいよ挙動があやしくなってきた。スタンバイモードにして一晩だけ放置したところ「システムに異常発生、再起動」の文字が。
怖い。本気で怖い。怖いので卓上扇風機はPS4対応型にしておいた。歯が痛い。
PS4も相当お熱くなるからねえ……早くPS5買わせて。歯が痛い。
これを機にSwitch liteから通常のSwitchに移行しようかとも考えたのだが、いつPS5を買えるか読めない現状。データもお金もセーブだいじに。歯が痛い。
歯が痛いのは明日の数年ぶりの歯医者さん予約時間まで堪えるとして、本日も「あつまれ どうぶつの森」(以下あつ森)の島セルフレポ。
前回のメイポールエリア(=ミッドサマーエリア)から降りてすぐのところにある場所について語ります。
前回の記事はこちら。
(他のセルフレポに比べて圧倒的に読まれてないので宣伝)
ここは今日のうちに書いておかねばと思った。
何故ならば我が島ときたら昨日が初雪だったのです。
南半球は六月から雪だるまシーズンになる、とたまたま動画配信で聞いていたので、どちらにしろ今月中にはセルフレポを進めていくつもりだった。
それにしても予想外に早かったね。初雪。
雪だるまは初年度に作ったから放置期間は長くてもはじめての冬ではない。というか雪だるまが溶けていく時のあれこれが切なくて続けられなくなったような記憶が……うっすらと……つまりまた放置してしまうのか……。
(でもブライダルイベントフルマラソンしたのをしっかり憶えているから七月までは持ちこたえてたわけだしポテンシャルは万全とも言える)
で、今回の話のここ。
冬になったらどうなるんだろうね?
っていう自分でも予想のつかないエリアでございます。
新家具のむぎばたけだけだとお金と時間がかかりすぎるし、この広さだとちょっと単調になるし、というわけでススキ化した雑草とわらベッド(だっけ?それビルダーズ?)を混ぜてみた。
島の中で実はいちばん苦労したエリア。
雑草がなかなか育たない、という妙な問題にぶつかって様子を見ながら他のエリアを進めていたけど気になるから雑草に水まきしてみたり。
最終的に黄色いヒヤシンスを離れた場所に移動させて養分を雑草に全振りしたり家具を動かすなどの試行錯誤の甲斐あって完成。
夏(ゲーム内)の終盤ごろから作っていたわりにその時点で最終段階の雑草は良い感じだった。秋になって一気にそれっぽくなった印象がある。
それがあと数日で冬になっていくのかと思うと、時間って確実に流れていくんだなあとしみじみする。
さて、この草原らしきエリアは何なのかというと、そのまま草原なんだけど、元ネタは私の思い出。
南イングランドのバトルという街で見た景色。なんと冬景色。
伏線回収でも何でもなく事実。
バトルは battle 「戦う」の語源になった地で、イギリス史の始まりとされるノルマン征服の決戦場となった、由緒ある古い土地。
西暦一〇六六年。イギリスの王位継承権を持つノルマン公ギョームがフランスから海を渡り、ヘイスティングスに上陸。ハロルド王の指揮するイギリス軍と戦いながらバトルへと北上。ここでイギリス軍を撃破し王位を獲得。
これをもってアングロサクソン系の王朝の終焉、ノルマン朝の開闢となり、現在のウィンザー朝まで続くイギリス王朝の祖となる。
ハロルド王は左目を槍で貫かれたことが致命傷になったらしいが、これには諸説ある(急所をやられたとか。いや目も急所だけどもちょっと下の方の急所)。
ともあれ、ハロルドの死を弔う為、この地にはウィリアム一世(ギョーム公)の命によって寺院が建立された。それがバトル・アベイ。
この寺院は部分的ではあるが、現存している。
バトル駅からのんびり歩いていくと二十分ぐらいで寺院と、それを囲む小さな街並みが見えてくる。
一応、観光地なので夏はにぎわうものの(寺院内で馬上槍試合などのイベントがあり、他にも当時の格好に扮した人々が当時の再現料理を振る舞ってくれたりと街全体で雰囲気を楽しめる)、冬はかなり閑散としている。
けど私は最初に訪れたのが冬ということもあって、オフシーズンの静まりかえったバトルが好き。
二十代前半、はじめてバトルに行ったとき、寺院に向かう道すがら、ふと見たら広大な草原が横たわっていた。
確か寺院を囲む壁が反対側に見え出していたから、街まであと数分ぐらいのあたり。
冬なので草も枯れて何もなかった。たぶん夏は羊を放牧しているのだろうそこは、けれど二月の曇り空とあいまってとても静謐で美しく思えた。
立ち止まってしばらくぼんやり眺めていたら地元人らしきおじさんに「気に入った?」と、ちょっと面白そうに声をかけられた。「はい、綺麗ですねえ」と拙い英語で返すと、鼻を赤らめつつにこっと笑ってくれたことを昨日のできごとのようにおぼえている。
何もない空間があれほど心に残るものだとは、それまでの私は知らなかった。
南イングランドはあちこちまわったのだけれど(ちなみにバトルから電車で三十分ぐらいのところにストーンヘンジの街ソールズベリがある)、未だにあれ以上の景色には巡り会えていない気がする。
そして驚くべきことには、同じ時期の同じ場所に何度か訪れたというのに、あの情景とはついぞ再会できずにいる。
現実的に考えると思い出補正とか色々あるのだろうけど、それを思うにつけ「時間は流れるんだなあ」と実感したりする(伏線回収)。
というわけで、現実でもう戻れないならせめてゲーム内で何とかならないかな、とやってみた結果、何ともなりませんでした。無情なものね。
そもそも記憶の中で「完全に平地」であるものを再現するなら、何も置かないでおくしかないのだけど、そうじゃないんだよな……。
ミッドサマーエリアを作ろうとした初期段階で「何も置かない」は既にトライ済みだったから、さすがにちょっとは理解というか、想像はできるようになっていた。かもしれない。
再現ってそのまま似せるんじゃなくて、こう、自分にとっての「これ」をふくらませるというか。琴線を探るというか。何かそういうことなんじゃないかと。
で、私にとって重要なアイテムは麦畑でも雑草でもなく、実は柵だった。
バトルの草原は牧羊地だから原則、立ち入り禁止(と思われる)。実際にちゃんと木の低い扉があって、鍵がかかっていた。
それを表現できるアイテムか柵はないかな、と考えた結果がこれ。
丸い柵の方がそれっぽいんだけど、これだと固定されていて「開閉する」っていうイメージにはならないので、扉っぽい高い方を選んだ。
こっちにすると見晴らしは限られちゃうなと思いつつ、それもいいかなあと。
現実では中に入れなかったから、ゲームでは道を敷いて通りたいなと。
(なお、別の地域で迷子になった時、たぶん立ち入り禁止の草原をこっそり横切ったことならある。しかも真夏で羊さんいっぱいいた。くさかった)
そうやって作っていくと再現したかったものからは離れて、木を植えたり、池を掘ったり、物置を設置したりして、最終的には記憶とは似ても似つかないものになる。
けどそういうものの方が「ものづくり」という感じは、する。何となく。
そして愛着のある場所になった。だから結局はじめに目指したものにはなったんじゃないかなあ。苦労したし。
ここを通り過ぎていくと田舎の住民エリアに到着。
左がグラハム邸、右がレイラ邸。
もとはミッドサマーエリアを作るとき、異界の監視者組としてお引っ越しさせたのだけど、今では島の自警団設定。
いよいよもってバトルのあの美しい思い出の片鱗もなくなったのだけど「バトル」って意味としては合っている。
住民の設定とかは改めてまた後日。
書いていて気づいたんだけど、たぶん私は高低差がある景色よりフラットな風景の方が好きなんだろうな。
坂道は好きなんだけど別に高所を目指したいわけではなくて視界の変化を楽しんでいる感覚。
だから登山は遠慮したいし「デス・ストランディング」も雪山がつらい。
そういえばタイムリーに「ドラゴンクエストビルダーズ」がスマホに移植されて魔法のじゅうたんが実装されたらしいけどメルキドブーツなくしてmagic carpet rideは自殺行為としか思えませぬ。かといって高所ダメージがない無印ビルダーズも何かなあっていうワガママボディ。
今回までで我がフィア島の田舎エリアについてはほぼ書いたので、次回は都会エリアの予定。
その前に歯医者の予定。確定。
決して怖くはないけど面倒くさい。歯が痛い。痛いよう。
そういえばnoteって直接は動画を貼れないんだったなあ。
ちょっと不便。
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