ほめれば、自己肯定感高まるの?
自己肯定感は、よく「ほめる」ことが大切だと言われています。教育現場や子育て中の親に対しても、子どもたちの自己肯定感を高める必要性が説かれ、子どもの自己肯定感を傷つけないように、そして、高めるようにとほめる教育やほめる子育てが広まっています。
果たして、そうなのでしょうか?
私も保育者をしながら、自己肯定感の低い子どもたちと接するたびに、いろいろな経験や体験を通して達成感や自信をつけていってくれることが自己肯定感につながると信じて、ほめる保育をしてきました。
しかし、自己肯定感(自尊感情)の研究を進めていくうちに、その「ほめる保育」が正しかったのかと、疑問に思い始めました。
1. 大事なのは、ほめることではなく認め信じること
榎本博明先生は、『自己肯定感という呪縛』の中で、「たいして頑張っていないのにほめられれば、一時的にはいい気分になっても「こんな程度でいいんだ」と思う怠惰な心が育ったり、「どうせ期待されていないんだな」「自分の能力はこの程度なんだ」と、自分の能力に懐疑的になったりすることが考えられます」としています。
また、「たとえ結果が出なくても頑張っていることを認めてあげること。そして、失敗してもそれを反省し、今後に活かそうとする姿勢を認めてあげることです」と述べています。
保育の中でも、できた事を評価するのではなく、失敗することを恐れず挑戦する気持ちを大切に育てていきたいです。
2.自己肯定感の向上につながる4つの要因
そして、「自己肯定感は一種の自己評価なので自己評価がどのように作られていくのかを知れば、自己肯定感につながるような経験にはどのようなものがあるかを知るヒントが得られます」として、4つの要因を挙げています。
① 他者から与えられた評価や評価的態度
② 他者との比較
③ 実際の成功・失敗体験
④ 理想とする自己像との比較
また、「実際に成功体験を得られるように知識や技術を身につけて頑張ったり、他者との比較ではなく理想とする自己像との比較をもとに自分の理想に近づく努力をしたりすることが、とても大事なことと言えます。自己肯定感を追求するのではなく、自分自身の成長を目指すのです」と述べています。
3.私の自己肯定感
自分自身の自己肯定感について考えるてみると、目標を高く持ちすぎてしまって苦しくなってしまっていると感じています。
向上心を持つことはよいことだと思うのですが、自分の能力以上のことを目指してしまうと自己肯定感は低くなる。
最後の結果ではなく他者と比較せず、努力している過程を自分自身が認めることができたらなぁと思います。
自己評価を高くしたいですね (笑笑)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。