起業した会社を潰さない唯一の方法
皆さんは企業生存率という言葉を聞いたことありますか?
株式会社は設立から30年間でその99.98%が潰れてしまうという統計データがあります。
私の会社もその1つになったと言えますね(笑)
恐らく日本人が起業することに対して臆病になっている一つの理由ですよね。私も会社経営自体は失敗してしまったので、人のことに対して偉そうに言えませんが、唯一断言できることがあります。
会社経営が上手くいかなくなっても、死なないし、就職も困らない!
起業反対派の私ですが、起業することで得られる事が多いのも事実です。今日は会社が失敗しても死なない方法とそもそも会社を潰す経験をした私が思う会社を潰さない方法について書いていこうと思います。
そもそも、会社が潰れる時はいつだと思いますか?
お金がなくなる時
違います。お金がなくなる時には悲しいですが、リストラをすれば回避できます。
きちんとしたお金管理さえできれば、何ヶ月後にお金がなくなるかは把握してるはずなので、それに合わせて早期にリストラを遂行すれば、会社のお金がゼロになることはありません。
さらに会社として売掛金の早期回収と買掛金支払いの延滞をステークホルダーに頭を下げれば、多少の金額だったら目を瞑ってくれるケースはあります。(実際にありました。)
仲間がいなくなる時
これも違います。創業者の人からすれば、圧倒的に寂しい気持ちになります。成功を誓って共に死闘を繰り広げてきた仲間から裏切られた気持ちになります。
それだけでなく、辞めた本人にしか出来ない仕事があろうものなら業務が回らなくなります。
でも、会社はなくなりません。
事業そのものを変更したり、銀行やベンチャーキャピタルから資金を調達して人材を調達すれば、なんとか会社は保つことができます。
起業家本人が諦めた場合
私が思うに最終的に会社がなくなる瞬間は社長である起業家本人が諦めた瞬間にゲームオーバーです。どれだけ追い詰められて見ぐるみ一枚になろうとも起業家本人が諦めなければ、絶対に会社はなくなりません。スタートアップ界隈と呼ばれるベンチャー経営者の中で今有名な方々も仲間が全員辞めたり、会社の口座残高が2万円になった人も知っています。
社長本人さえ諦めずに進み続ければ、起業は絶対に失敗しません。
しかし、社会人として一人暮らしをしていたり、家族を養っている場合はどうしても毎月のランニングコストがかかりますよね。家賃や食費、学費などなど。
人間なので必要最低限の生活は営んでいく必要があります。
そこで大事になってくるのが、自分一人だけの力で最低限の生活ができる分だけ稼げる力を身につけていくことです。基本的に起業反対派の意見ですが、自力で生活費を稼げない人は本当に起業なんかしてもロクなことはありません。
だから、コンサルなりエンジニアとしてフリーランスエンジニアっぽく企業様の支援をすると50-100万円は労力少なく入ってくる状態は作っておくようにしましょう。
明日からできるアクション
自分のスキルの市場価値を確認する
エンジニアのスキルの中でも金融系の言語は使用機会が少ないですが、RubyやPHPはスタートアップやITベンチャーで広く使われるので実践ハードルが低いです。
広告の仕事でも紙面の広告戦略だけしかできない人とウェブとリアルの組み合わせを巧みに使える人で市場価値は大きく変わります。
もし、今の業務の市場価値が知りたければ転職エージェントなどに相談すると市場価値や相場の年収など教えてくれます。
決裁者との人脈を広げる
仮に独立して仕事をしていく場合にはいくらスキルがあっても貴方の存在が知られていなければ、仕事を頼んでもらえません。
大企業にいる人は実際に試してみるといいかもしれませんが、所属企業の名前を使わずにテレアポしてみて下さい。びっくりするくらい冷たい対応をされます。私は一度人間不信になりました(笑)
仕事をスピーディーに撮りたい時に担当者同士で仲良くなっていても話は進みません。
自分より10-15歳くらい年上で予算の用途の決定権を持っている人と仲良くなるようにしましょう。
具体的には、
・ビジネスイベントでの登壇者と仲良くなる。
・ビジネスで会った目上の人には必ずメール入れて後日ご飯などをご一緒する。
年上の人と出会ったら条件反射レベルで距離を縮めていきましょう。
(窓際族におじさんには注意して下さいね。)
副業で少しだけやってみる
これはめちゃくちゃ重要です。腕試しに副業で終業後や休日の時間を使って実際にやってみると良いです。
副業ベースのリソースでどれくらい稼げるものなのか目安ができるといざ起業する際に大きな安心材料になります。
もし、会社の規定で副業禁止の人は私みたいにビジネスネームなんかつけてやっても良いと思います。私の会社は副業禁止ではありませんが、単純にSNSに顔を出したくないという理由からビジネスネームでやっていますが、ビジネスネームでもある程度活動していけば、十分IDとして信用される時代になっていると思います。
最後に
何度も言っていることですが、私は基本的に起業反対派です。サラリーマンとして働いた方が圧倒的に楽して稼げるし、名声も手に入れられます。サラリーマンでありながらビジネスマンとしての基礎体力を向上させることで、もし将来起業した時でも十分安心して生きていける能力が身につくはずです。これからもビジネスマンとしての基礎体力をどう上げていくのか、このブログを通じて発信していきますので、楽しみにしていて下さい。
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