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「似ている…」。エスパルス内定の早稲田大FW加藤拓己と15年前の岡崎慎司が重なった瞬間。

「なんか岡崎慎司に似ているな」。

早稲田大のエースストライカー・加藤拓己に対して、そうふと思った。

関東大学リーグ第19節・早稲田大vs中央大の一戦。この試合で2022年からの清水エスパルス入りが内定している加藤はベンチスタートだった。

試合は首位争いを演じる早稲田大が開始1分にMF鍬先祐弥の強烈ミドルシュートで幸先よく先制すると、前半に追加点を挙げ、後半も51分にMF水野雄太の追加点でリードを3点と広げた。

この点差もあってか、ピッチ上の雰囲気は少し緩んでいるように感じた。パスミスが増え、中央大のカウンターを受ける回数が増え始めた。

その中でこの状況に危機感を覚えていたのが早稲田大GK山田晃士だった。常に声を出してチームを鼓舞する山田だが、この試合展開ではその役割に苦慮しているように見えた。

だが、70分に加藤がベンチの前でユニフォーム姿になった瞬間、山田は大きな声でこう叫んだ。

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