判定検証 2024年4月13日「観衆の妨害」 File No. 002
今回の記事では、2024年4月13日の東京ドームでのプロ野球の試合で起きた「観衆の妨害」に関わる判定について、検証していきます。
当該プレイ
8回裏同点の2アウト、走者一・二塁。ファウル地域にフライが上がりました。
三塁手が観客席付近まで打球を追って捕球しようとしたところ、同時にそのファウルボールを捕球しようとした観客が打球に触れたため、守備行為が妨げられてしまいました。
判定
当該である三塁塁審は「観衆の妨害」には当たらないとし、ファウルとしました。
ルールの根拠
要するに、
選手が観客席側でするプレイについては、実際に守備行為を妨げられるようなことがあってもこのルールにおける妨害は適用となりませんが、
観客がプレーイングフィールド上に身を乗り出してプレイをする選手の妨げとなれば、妨害が適用される
ということです。そしてその境界線とは↓の画像で示す赤線になります。
検証
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