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TOKYO UTOPIA

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余白を余白のまま価値とする。モノに溢れた現代においては、そんなことが可能だと思う。光と水、香り、音、そして触れること。そんな簡単なものだけで、求めている世界は作れるのかもしれない…
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#生き方

「とうめいなもの」に目を向ける

 みず、くうき、ひかり。  どこにでもあって、透明で、普段あまり気にすることはないはずの、そんな当たり前のものに僕は心惹かれるようになりました。  考えてみれば、大人になるにつれて、空が綺麗だとか、水が透き通っているとか、身の回りにある、当たり前のことに目を向けることは少なくなりました。特に、ものや情報で溢れた東京に住んでいると、人に冷たくなったり、生きていくために取捨選択し、どんどん合理的になってしまうものです。  それでも生きてはいけるけど、なんだか、悲しい。そう思