#385 LAMYの万年筆
たまに陥る急性&一過性の〇〇ブーム。昨年末からは万年筆でした。プラチナ万年筆のプレピー(310円)でデビューし、同ブランドのプレジール(727円)に昇格。その後、もうちょっとだけランクアップしてみよっかなと思い、先日から使っているのが、ラミーのサファリ(2,665円)です。
おぉ、これこれ。価格のわりには、内部着色の樹脂ボディが適度に安っぽく、気取りも威圧も愛想もなし。キャップを閉じれば、形は普通にぺんてるのサインペン。ラフに扱える、ありきたりな文具感が好印象です。昔々、片岡義男ってた若者なら、一度はBicの3色ボールペンを手にしたことでしょう。ボディの質感はあれに近く、写真ではやや艶やかに撮ってみたものの、実物はこんなにいい感じじゃあございません。
Bicってほら、抜群のコスパで片岡義男ワールドに浸れるからいいのだけど、いざ使ってみると「全然書きづらいやないかい」ってなったでしょ? あれ、ならなかった?? なったよね???
サファリはと言えば、サラサラ、シュルルッと流せる軽やかさと硬質さが心地よく、長期採用に決定。万年筆ブームはこれにて終わりを迎えられそう。モンブランだの、コンウェイスチュワートだの、そういう世界に足を踏み入れずに済んで、心底よかったです。コンウェイスチュワート。さも昔から知っていて、実はずっと憧れてたんだよねぇ……という雰囲気を醸し出してみましたが、ほんとは見たこともなければ、聞いたこともなく、さっき調べたところっす。
ちなみにラミーはドイツ製です。ところで、ドイツ語で乳首ってなんていうか知ってます? ブルストヴァルツェ(Brustwarze)。はい、もう一度。ブルスト、ヴァルツェ。なんか硬くて強そう。きっとこれが、今日最大の学びになったという方もいらっしゃるでしょう。よかったですね。